2012年6月13日水曜日

白熱電球、蛍光灯、LED

今年の省エネは本気で取り組まなくては大変なことになる。昨日12日の政府記者会見で、小売業者などに白熱電球の販売自粛とLEDへの切り替えを求める、との新聞報道を見た。今日の夜9時のNHKニュースでもやっていた。

我が家ではもう何年も前からほとんどの照明は蛍光灯に替わっている。替わっていないのは、防犯用の限られた時間しか点灯しない器具や、スペースの関係で白熱電球しか使えないものだけだ。。

そして今日、ためしにLED電球もホームセンターで一個買ってみた。

いったい、白熱電球を使わないことでどれくらいの省エネ、すなわち電気代が安く出来るのか。試算してみた。計算の基礎となる条件は次の通り。

60W電球(電球型)、全て中国製。
電球と蛍光灯は日本メーカーブランド、LEDはホームセンタープランド。
1日5時間使用。
値段は特別バーゲンで買ったのもあるので参考に。
電気代は1kWhに付き25円とする(一般家庭や小さな商店などはこれくらいが普通)。
商品はメーカーなどにより色々違うから僕の手元にあるもので計算。

2ヶ月間毎日使った時と8ヶ月間毎日使った時の器具代と電気代の合計額が下の右端の額の通りだ。赤字の額にご注目!


蛍光灯だとたったの2ヶ月、LEDでも8ヶ月使えば元が取れる計算だ。今日のNHKのニュースでは、「LEDだと2年使えば元が取れる」と言っていたがそんなに長くかからない。毎日もっと長い時間使う条件ならもっと早く元が取れる。

LEDはまだまだ改良の余地があるし、値段も下がってくると思うので、今急いで買う必要はないと思うが、少なくとも蛍光灯に替えるのは絶対必要だと思う。

このブログを読んでいただいたご家庭の皆さん、すぐに蛍光灯かLEDに替えましょう!
電気代節約と夏の節電対策に非常に有効です。(もっとも、一番節電したい昼から夕方までの時間帯は、家では照明を余り使いませんが)

日本の一流メーカーの蛍光灯・LEDの一般的な価格は、この2倍くらいする。その代わり、細かいところの性能の差や安心感などがあるのは確かだ。

左が蛍光灯、右がLED。
白熱電球  
あの有名なエジソンが発明したフィラメントのある昔からの電球、と書こうとしてネットを見ると、どうも発明したのはエジソンではないかもしれない、という記述も見つかった。いずれにしても、1879年に白熱電球の原型が出来たということなので、今年で133年になる。今日までよく頑張ってくれたものだ。一部を除き、日本のメーカーはもう既に生産していない。

蛍光灯  
昔よく言ったものだ、「あの人、蛍光灯!」などと。スイッチを入れてから明るくなるまでに、パッパッパッ、という時間があってすぐに点灯しない、反応が遅い人、という意味だ。これも、いまや死語に近い。青く小さくパッパッパッと光るグローランプというのは新しい器具には付いていない。スイッチ・オンですぐに光る。ただ、電球型の蛍光灯はすぐには光っても明るさが足りず、周囲温度の低い冬など、まともな明るさになるのに30秒位かかる、というのが多い。

LED  
今、大流行の最新照明器具。値段が非常に高いし、よく使う電球型のものは電気屋さんでは60W型までしかない。それに、光が広がる範囲が電球型蛍光灯と異なり、限定されたものが多く、同じ60W型と言っても実際は暗い。まだ発展途上だ。出始めたときから比べると急速に改良されているとは思うが。
最近は60W型と言ってもこの暗さで誤解(即ち、「暗い」というクレーム)が生じるためか、言い方を変えていて、全光束(ゼンコウソク)○○○lm(ルーメン)という表示に変わってきている。明るさの単位でlx(ルックス)というのもあるがちょっと違う。詳しくは、ネットか何かで勉強してください。

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