2019年4月18日木曜日

パンプローナの第3週目が終わった

4月17日(水)

早い、無茶苦茶に早い、3週目が終わるのは。それはそうだ。今週は3日しかなかったんだから。そして今日、来週の予定を受け取った。



月曜日が休みだったことを思い出した。そうそう、うっかりしていた。月曜日もこちらの祝日だった。

という事はこの週末は計5日の連続休日。日本のゴールデンウィークだ。テレビではマドリッドの交通混雑の情報を流している。日本と一緒で何十キロの大渋滞、とか言ってる。

僕は5日間、何の予定も立てていなかったので、先生に聞いて明日はバスで1時間ほどのところにある街に行く予定を作った。

学校の授業自体は、相変わらず僕にとって文法は易しく会話は難しい、と言ったところか。その中で「なるほど!」と思ったことが一つ。スペイン語をやっていない方には理解不能なので、ここから下は無視してください。

スペイン語の未来形について(1)

動詞には過去形とか、現在完了形とかいろいろ変化するが、未来形もその一つ。でも、日本語には未来形はないですよね、と言われた。「えぇ??」と思い少し考えたら、確かにそうだと少し驚いた。

旅行に行きます・・・「よく旅行に行きます」という習慣なのか、「(1年先に)旅行します」という先の事か。現在の事でも未来の事でも同じ言い方だ。

旅行に行くでしょう、というのは外国語を翻訳するときに正確に伝わるように無理やり作った言い方のような気がする。

中国語は過去形も現在形も未来形も区別がなく皆同じだとその先生は言ってた。それだけ、難しいのか易しいのか?

スペイン語の未来形について(2)

スペイン語では未来の表現は、
 1. ir + a + 動詞の原形
 2. 単純に動詞の語尾変化で未来形にする

の2つある。大きな意味の違いがあるがどう使い分けるのか。


ここで興味深い例文で教えてくれた。


Voy a casarme (上の1の表現)contigo y estaremos(上の2の表現)juntos toda la vida.

意味の違いを強調して訳すると: 僕は君と間違いなく間もなく結婚するよ、そして多分君と一生添い遂げるだろうなあ

つまり、
1 はプラン・予定・スケジュールが具体的に決まっていてすることが確実な時、
2 はそうするかも知れないししないかも知れない。未来の事だから不確実だ、という意味合いが含まれている。

こんな言葉をかけられた女性は安心していられない、という事だそうだ。

こんなことを一瞬にして理解してしゃべるのは到底できそうにない。

いまだに、salir の未来形は saliré (正しくは saldré)だったかな?などと考えながら話している僕だから先の見通しは真っ暗だ。

ところで、先生に聞いてみた。ぼくがもし街中でsaliré と言ったらスペイン人は理解してくれないの?と。「いや、理解するでしょう。小さい子供はみんな規則変化すると思い、最初はあなたの間違いのように言うんですが、何回も何回もお父さんやお母さんに訂正されて少しずつ覚えていくんです」と。

4 件のコメント:

  1. 成程!この例文はわかりやすいですね!!
    私も瞬間に未来形が出てこないのでもっぱら、voy a を使いますが
    使い分けなければいけませんね。spanisimoの先生に訂正されるのも
    これですね! 勉強になりました!!

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    1. 初歩で出てくる単語で、僕が間違っているのがたくさんあります。
      llevar/traer ir/venir encontrar/encontrarse qudar/quedarse はあると特定の意味では何とか少しわかってきましたが、ir/irse の違いがいまだによく理解できません。

      Voy a ir a París.
      Me voy a ir a Japón.
      この二つの違い、お分かりでしたら教えてください。

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  2. ひぇ~!下の文は見たことない文ですね。私にはirseはここから立ち去る!しか
    わからないのですが、でも、voy a の後ろは原形だから、voy a irseにならないのですか?逆に教えて下さい。スパニッシモの先生に聞いてみます。

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    1. いま、セニョーラに確認してきました。
      1.Yo voy a ir a Japón.
      2.Me voy a ir a Japón.
      3.Voy a irme a Japón. (ここは irse ではないようです。自分の事ですから。)
      相当考え込んで、何回も口に出して、ついに言ったことは「1も2も3もおなじ」という事でした。
      1は Me voy とか irme のように自分を示す部分がないので Yo を最初に言っても良いし、なくてもよい。
      2と3は全く同じ。

      で、わたし(日本人)が日本に行く、というのは「帰る」という感情が入るのでこの例文ではわかりにくいかなと思って、
      4. Luis va a Japón.
      5. Luis se va a Japón.
      というのを提示してこの違いを聞いたのですが、同じと言ってましたね。そんなはずないと思うのですが。

      学校が始まりましたら先生にもう一度しつこく聞いてみます。

      私は、irseには、行ってしまって居住地を行き先に移してしまう、という感情が入るのかなと思っていたのですが、学校に行くために家を出るときにMe voyと言いますし、このMe voy は非常に正しい言い方だ、と先生は言ってました。学校に居住点を移すというのも変ですしね。

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