2019年4月22日月曜日

復活祭当日のパンプローナ

4月21日(日)キリスト復活の日

木曜日からこの家に来ていたセニョーラの友人家族3人が、みんなで昼食をとった後、出て行った。水道土木工事会社勤務の旦那さん、歯科の看護婦の奥さん、13歳の息子。ブルガリアの家系だそうだ。ブルガリアは政治腐敗がひどくスペインに逃げてくる人が多いと言っていた。




家族は皆明るく、食事も何回も一緒にいただいた。僕以外で話すときはとてもついていけないが、時々話題に誘ってくれるときはゆっくり話してくれる。





今日の昼食はパエジャ。パエジャはバレンア本場、というか発祥の地。彼らはそこに住んでいるらしい。それと、パエジャは決して夜には食べない。メイン料理の昼のごちそうだ。夜は軽食の扱いだからだ。


祝祭日はスペインでは州、都市によって異なる。パンプローナの2019年のカレンダーでは祝祭日は全部で14日。

下の4日以外はすべて宗教的な名称になっていた。

-01/01 (火): Año Nuevo 元旦
-01/05 (水): Fiesta del Trabajo メーデー
-12/10 (土): Día de la Hispanidad 民族の日/新大陸発見の日
-06/12 (金): Constitución Española 憲法記念日

日本では憲法で厳しく宗教色を排しているので、こんなことはあり得ない。「なぜイスラムの日はないの?」「なぜ仏教の日はないの?」「なぜ無宗教の日は?」という日がいずれ来るのかもしれない。

今日はその中でも一番の日、キリストが生き返った記念の日、という事になっている。パンプローナの僕がいるこの住宅街は、朝から何の音も聞こえない。ものすごく静か。

街の中心地まで直線距離で2.8km、爆竹の音もなければ打ち上げ花火の音もない。少し遠いので大きい音楽の音も風向きの条件が良くないと伝わってこないかもしれない。

聞こえるのは鳥のさえずる声と数百メートル離れたところにある自動車道を走る車の音だけ。

市役所の今日の行事予定表を見ると「10:30 聖行進」とあるだけだ。若い人は昨夜遊び疲れて、昼は寝て、また今晩徹夜のお祭り騒ぎ fiesta に備えているんだろうか。明日が休日なので今晩徹夜しても大丈夫なのだろう。

ここのセニョーラも60歳すぎまでは夜中の2時3時まで外に出ていたという。バレンシアからの友人夫妻も昨夜は朝の4時までお祭り騒ぎ fiesta をやっていたそうだ。

僕はと言えば、夜に街に出るのはしんどいので、ずっと家にいた。昼は上に書いた食事を頂いただけ。夜には、5日間も続く休日の最後の日になにをしようか計画を立ててみようか。

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