2019年4月7日日曜日

スペインでおもちゃ病院


お世話になっている家で、セニョーラがこれ壊れているの、と体重計を持ってきた。僕が元電気のエンジニアだったとちょっと言ったのを覚えていたのかな? 僕が今ボランティアでおもちゃ病院の院長をしているんですよ、と言いながら、一寸見て診ましょう、とドライバーを借りてふたを開けた。

当然のことながらデジタルで、回路の事なんかは分からないが、どうせどこかの線が外れているか、電池の回路がおかしいんじゃないかと探してみると案の定だ。部品の半田付けが2か所外れていた。電池もプラスマイナス逆に入っている。




半田ゴテがないからギブアップ、と言ったら知り合いや親せきに電話をかけて見つけてくれた。彼女の兄さんが持っていた。翌々日兄さんが来て、二人でああやこうやで作業。半田付けを完了して治ったかどうかをチェック。すんなり合格。一丁上がり、で面目躍如。

さて、「おもちゃ病院」の話を学校でした時、人間じゃなくて壊れたおもちゃを治す病院 hosspital と言ったら、「病院」というのは人間が対象だからその言い方は間違っている、おもちゃを治すところは jugetería と言わなければいけない、という。おもちゃ屋さんとかおもちゃを扱う店、というような意味だ。

スペインでは獣医には、「獣医」専門の言葉があって「動物の病院」とは言わない、と言う。いままで、何度もスペインの別の語学学校で同じことを言って、「おもちゃの病院」という言い方はおかしいといわれたことはない。ほかの人にも確かめる必要がありそうだ。

調べてみると、英語では獣医という専門の言葉もあるが「動物 animal の病院 hospital」という言い方もOK のようだ。

いずれにしても、そんなことをボランティアでやっているのは素晴らしい。スペインにはそんなのは無いよ、と言っていた。

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