2025年6月30日月曜日

Guadalajaraに移動 クレカを4枚、スリにやられた!

6月29日(日)

*** 相当たくさん書いたが、記録と皆さんへのアドバイスのためです ***

犯罪とはほとんど縁のないバリャドリードに4週間余りいて、スペインの大都市での犯罪の多さに気を付けるのをすっかり忘れてしまったいた。

部屋をきれいに片づけセニョーラにチェックしてもらい、家を出た。昨日駅に切符を買いに行ったので家からのバスが止まる場所も分かっていた。駅で待つのは何でもないので、安全のため一本早いバスにしようとセニョーラに言ったのだが、日曜日で交通量も多くないので丁度のバスで問題ない、と言われこのバスにした。電車の出発時刻の30分前に、無事駅に着いた。

25分前に乗客が列を作りだした。私が買った切符はAVE(日本の新幹線)のものだったようで、乗客の手荷物検査をする。列はそのためのものだった。


過去にこの検査で引っかかったことが無かったので何事もなく過ぎると思いきや、今回初めて「スーツケースを開けて10cmくらいの金属製のものを取り出して、私に見せてください」と、女性検査官に言われた。


疑われたのはナイフと思う

疑われそうなものは二つ持っていて、一つは6徳アーミーナイフ。キャンピング用の小さなもの。それとコルク栓オープナー。これは以前ボトルワインを買って、これをもっていなかって困ったことがあったから。

万が一の可能性を思って、この二つはすぐ取り出せる分かりやすいところに入れている。検査官は持ち場のX線検査の画面のところに戻り、他の乗客の荷物をチェック。私がすぐにナイフを取り出すと、私のところに来てそのナイフを画面の場所に持って戻り何か調べている。長さなんだろうか? 私のところに戻ってきて「OK!」とナイフを私に返却。わたしも「ホッ!」。

一両56人乗りの8両編成。





途中一駅セゴビアで停車、定刻の2分前の11:03にマドリードChamartíne駅に着いた。

ここから目的地に行くためには近距離区間の切符を買わなければならない。ここからは詳しく書く。「こういうことに気を付けてください」をいうアドバイスです。結論から言うと4枚のクレジットカードのスリにあったのです。逢いかけたのではなく、実際に盗られてしまったのです。

特に何時何分の電車に乗らなければない、という事はなかったのですがAVE日本でいう新幹線のプラットホームを降りてまずは改札口を出る。ここまで来るのに10分以上かかっている。次の作業はGuadalajara行きの切符購入だ。ちょっと見渡しても切符売り場がない。券売機に挑戦したが簡単にできるものではない。おろおろしていて、ちょっと後ろを振り返ると「私も分からないんですよ」と言う人も何人かいた。

そうこうしている時に一人の男性が「やってあげましょう」と声をかけてくれ、行き先のGuadalajaraを言うとサッサッと画面の行き先ボタンを押してクレカのタッチ決済のところまできた。クレカをタッチしたが受け付けてくれない。

この親切男性が、それでは暗証番号入力の方法でやってみましょう、と画面をタッチして暗証番号入力のところまできた。暗証番号を入力する時は見られないように気を付けるし、スペイン人の常識として他の人(この場合は私の事)が入力している時はどこかよその方や後ろの方を見るというのがあり、この時も彼は私の手元を見ず後ろに振り向いてくれているのを確認して番号入力をした。

OKボタンを押したがやはり何かの不具合か切符を購入できなかった。仕方がないので現金での購入に変更し、今度は無事Guadalajara行き切符の購入に成功。現金20ユーロ札を使って切符代5.50ユーロ、おつり14.50ユーロはすべて硬貨で出てきた。切符と領収書(11:26を記録)も出て来た。

ただ、この親切男性がスリ仲間の一味だとすれば、この時に仲間がどこか遠くからクレカの番号入力の様子をスマホのビデオで撮っていたのかもしれない。

切符購入成功にホッとして券売機から離れ、クレカと硬貨と切符と領収書を入れるべきところに入れた。クレカは盗られたり落としたりしにくいように、二つ折りの財布に入れて、その財布に金属チェーンをつけて腰ベルトにくくり付けている。財布をズボンの左前ポケットに入れた。

カードは財布から取り出しにくいように、
財布の二つ折りの中央部から右と左に向かって
スライドして挿入している。


次は列車が出るホームに行かねばならない。



掲示板を見ると6-8番線と書いてある。意味が分からない。すると高校生くらいの女の子が「案内したげるから付いてきなさい。」としぐさを交えて、今から思うとちょっとたどたどしいスペイン語でいう。親切なんだ、と思い感謝。8・9番線ホームにつながる地下道を一緒に進んだ。




ここで僕の財布がポケットから出てチェーンでぶら下がっているのを女の子の一人が教えてくれた。???おかしいなと思いながらポケットに入れなおした。そして「ここだと思う」と言う8・9番ホームに一緒に上がった。ここには階段しかない。スーツケースを軽くした“成果”が出た。何とか持って上がれる。

「うーん、ここではないみたい」と言う仕草で下に降り、今度は6・7番線ホームに上がった。15kgのスーツケースでも上がって、降りて、また上がるのは結構しんどい。

ここまでしてくれたので女の子に感謝し「あとは自分で探す」と言って(と言う仕草をして)女の子二人と別れた。

ホームで列車を待っている子供連れのおじさんに「このホームでいいの?」と聞くと首をかしげている。直前にならないと到着ホームが分からないシステムになっているようだ。「あと1分で発車」とか「あと3分で発車」と表示が出るがころころ変わり、到着ホームが分からない。突然「あと1分で発車、ホームは8番線」などと言う表示が出て、1分でプラットホームを下り登りしなければならない事態が発生することもある。


ともかく、11:48発車予定の Guadalajara グアダラハラ行きは6分遅れで7番線から発車した。始発電車ではなかったが座れた。家から水を持って出るのを忘れてのどが渇いたが、ビール1缶しかない。スペインでは公園などでアルコールを飲んではいけないという法律があったと思うので、電車の中でもきっとそうだと我慢。

途中、携帯の着信お知らせ音があったので見るとSMTカード会社から12:51にメールが入っていた。曰く 「本日19:49(スペイン時間12:49)《切符を買った23分後》に45万円余の買い物を申請されましたがご利用枠を超えているためカードがご利用いただけませんでした」とあった。最近、このような不審なメールが良く来るのでこれも何かの詐欺のためのメールかと思い、放置。

2分後の12:53にまた、「本日19:51(スペイン時間12:51)《切符を買った25分後》に22万円余の買い物を申請されましたがご利用枠を・・・・・」。おかしいなと思い自分の財布のカードを確認、、、ない!! 4枚のカード全てがない。20ユーロ札と5ユーロ札だけは残っていたがクレカがない。

実は今日朝、これまではクレカ2枚はスーツケースに、2枚は財布に入れていたのだが、スーツケースに入れとくのは面白くないなと思い財布にうつした。列車の中には大型荷物置きスペースがあり、スーツケースはそこに置くことになっている。スーツケースごと持っていかれたらいやだなと思い、財布に移したところだった。リュックと財布の2か所に分散すれば良かったんだけど、結果的には最悪の事になってしまった。

そのあとにも12:53にも全く同じ時刻・額のお知らせ。

そして1時間余の後の14:10に4回目のお知らせ。21:08(日本時間14:08)13万円余。

電車は午後1時20分ごろ到着。電車の中では茫然自失だったので、まずは落ち着いてとグアダラハラ駅の改札口に。そこに若い旅行案内の男の子(後で聞くとボランティアらしく鉄道会社を支援する公共会社(adifと書いてあったかな?)から支給された制服を着ているボランティア)がいたので、こうこうこうでクレカをマドリードの駅で盗まれたので警察に行きたい。というと、彼は冷静に「まずはカードをストップすることです」と。と言っても、カードを落としたことはあっても犯罪的に盗まれたことが無いのでオロオロ。

最初彼に会った時に、警察に届けを出したい、と言ったので警察には連絡してくれていた。そうこうしている間に日本にいる息子に「スリにやられた、どうしようと」とLINEで相談。色々調べて、カード会社に電話などしてくれて、なんと代理人として3枚のカードの使用のストップをかけてくれた。(残る1枚はホテルに入ってからネットをゆっくり操作しストップを完了)

私が持ってきている携帯は楽天で、そのままで(ちょっとした操作は必要)スペインではwifiが使える。私の操作ミスだったのか電話が使えず、それでもwifiLINEWhatsAppが普通に使えるので電話の必要性がなかったし、今も日本にいる息子とLINEで連絡が取れている。ここにきてカード会社に連絡するのに電話が必要だったことが分かり、きちっとテストをしておけばよかったと反省。ただ、カード会社への連絡は多分ネットでもできるのだろうが、今の今、冷静に色々考える余裕がなかった。

さて、そうこうしていたら警察から男性一人女性一人が来てくれて、さっきのボランティアとそばにいた若い列車待ちの女性と5人で色々話。若い女性は私に向かって「英語できますか」と英語でぺらぺら。私が英語でちょっと答えるとボランティアの男の子も英語でペラペラ。警察の女性は携帯の翻訳アプリで「被害届を出しますか?」など、英語とスペイン語が入り乱れ。私はと言うと、情けないことに頭の中が英語とスペイン語がミックスしてまともな言葉にならない。

警察としてはモノやお金を盗られていないので「被害届を出していただく必要はありません」という事になった。もうひとつ考えられるのは、犯罪がマドリード市のチャマルティン駅で発生していて、管轄はここグアダラハラではないですよ、と言いたかったのでは?

私もとりあえず冷静になりかけてきたので皆に礼を言って、宿に向かうことにした。駅からはタクシーを乗るつもりでタクシー乗り場に行ったら、お兄ちゃんと(多分)フランス人女性のふたりがベンチに座っていた。「二人もタクシーを待ってるの?」と声を掛けたら、そのお兄ちゃん、明るい!! 「いや、俺たちサラゴサに行くからタクシーじゃなくって≪ブラブラカー≫だよ。おじさんどこから?」 「日本の大阪」 「日本最高! 握りうまい  俺メキシコから来てんだけど すし・握りはメキシコでも大人気。メキシコでは刺身もいっぱいある。刺身にオリーブ油(と言ったかな?)が一番、ほかに何もいらい。日本のアニメや〇〇(聞いたことが無いタイトル)めちゃくちゃ好き。タクシー呼んだげるよ。」 と電話。そして私に売り物と思われるミサンガを一つプレゼントしてくれた。どうしても、もらってほしいと懇願された。

多分Zaragozaで商売するための売り物
だろう。たくさん持っていた中のどれ
でもいいから選べと言ってきかない。


そして1台の車が到着。タクシーのような車ではない。天井にTAXの表示も無いしメーターもない。でも、明るい兄ちゃんが「きたきた!」と言い、車の運転席のお兄ちゃんも手招きする。ちょっとおかしいな、と思いながらも乗車。「どこに行く? ホテルの住所と名前は? 携帯のGoogleMapを出して頂戴」と僕に言う。携帯の中に入っている予約確認のメールを見せると、僕の携帯でホテルを探してそれを見ながら運転している。10分足らずで到着。「いくら?」と聞くといわない。代金は取らない、と言う。ワケが分からない。タクシーじゃなかったんだ。明るいお兄ちゃんの友達?

車を降りると一緒に写真を撮ってくれ、と言う。ますます訳が分からない。


そんなことで、先ほどカードのストップ処理をし、バザールに行って今晩と明日の食べ物をちょっと買ってきて、いまホテルでこれを書いている。バザールと言うのはスペインどこの街にでもある雑貨店。たぶん中国の人が個人経営でやっていて、普通の店が閉まる日・時間帯もオープンしていて、すごく使いやすい。今日日曜日なんかどこも休んでるのに店を開けてくれていて、ちょっとした飲み物・駄菓子・日用品などいろいろ。

バルは日曜日でもやっているところがあるが、今日の今、暑くて外に行く気がしない。ホテルの部屋はエヤコンが効いている。明日は銀行に行って円をユーロに替えなければならない。やってくれるかな?

2025年6月28日土曜日

バリャドリードを出発する用意はできた

6月28日(土)

学校が終わって今日はフルの休日。明日29日から7月1日までの3日間は予定を立てていなかった。でもとにかく29日昼までにはホームステイ先を出なければならない契約になっている。昨夜色々考え、グアダラハラに行くことにした。

マドリード中心から東北東に50kmほどのところにある。第一希望は、Chinchón チンチョン と言うどこか中国風の名前の街だったのだが、公共交通機関が少なく、あっても日が限定されていて不便なところ。国立のホテルチェーンのパラドールがあるところなので間違いのないところのはずだったのだが、候補から脱落してグアダラハラになった。

先ほど午後2時前にバリャドリード駅に切符を買いに行ってきた。切符は一本通しで買えず、まずはマドリード行き。12時発くらいのと13時発くらいの列車の切符を買うつもりがどちらも満員売り切れ。その時間帯前後はどれも売り切れでただひとつ15時発くらいのがOKだったが60ユーロもする。通常は15~18ユーロらしい。仕方なく、朝少し早いが 9:57 発が空いていたのでそれにしたが31.10ユーロ(5,287円)は高い。高い!!

考えてみると、サマーバケーションが始まったし、土日週末の日曜日、マドリードの人が自分の街に帰る日。混雑するのは当然だ。考えていなかったので大失敗。ホテルも予約してしまったので、行き先を変えることもできない。

私は、スペインのどこの街に行っても、バスに乗って終点まで行き、終点周辺を散策して帰るのが趣味の一つになっている。マドリード行き切符を買って帰りのバスは、滞在しているホームステイの家を通り越してバスの終点まで行った。といっても、6つほど先が終点で、しかもヘアピンのように回って戻ってくるようなルートだったので、終点バス停は家に近い。

午後の2時半、外の気温は33℃。暑いので散策しては危険。すぐにバルに飛び込んだ。目指すは una caña こちらではレバーを倒して入れてくれる生ビール。と、そこに私くらいの年の常連らしい男性が入ってきて同じくuna caña を注文。カウンターのガラスケースに入っているタパを一つ注文。小銭を出して支払っている。私もお金出して払った。1.70ユーロ(289円)。Camarero ボーイ が「あなたも一つ選びなさい」と言う仕草。今でもワケが分からない。タパをサービスしてくれたのか、タパ代込みで1.70ユーロだったのか。タパ代込みなら安い。生ビール代だけならこんなものだろう。


そのあと、静寂の時間があったので、思いきって常連客に話しかけた。「この辺りは環境が良くって、建物も新しくって、住みやすそうですね」と他愛もないことをおしゃべり。ボーイからは Buenos días,  Buenas tardes,  Buenas noches は日本語で何と言うの? とか日本の牛肉はいくらくらいするの?とかの質問。 挨拶の言葉はただ おはよう こんにちは こんばんは とは違うのでその説明をちょっとしたり、神戸ビーフは100g30ユーロ(5,100円)と言って驚かせたり。

さあ、家に帰ったら午後3時過ぎの昼食。そしてスーツケースのまとめをやったりとか、かな?

午後7:00 スーツケースは大体できた。放り込むだけだから。窓の下に見える薬局の看板温度計は37℃、室内温度計はついに30℃、ただ湿度は低くて28%、でも暑い。こちらの家は普通エアコンはない。

修業式 修業パーティー すべて終わった

 6月27日(金)


〇〇□□(名前)は「2025年6月の国際コース」を中級Ⅰ-B1.1レベル(CEFRに基づく)を修了しました。

このコースは、外国人向けのスペイン語コースとしてValladolid 大学で開催されたもので、2025年6月2日から6月27日まで(80時間)行われました。

したがって、本証明書は(尊敬する、名誉ある)Sr.レクトールの承認のもと2025年6月27日に発行されました。

CEFRと言うのは知らなかったが、「ヨーロッパ言語共通枠」と言う意味らしく、ヨーロッパや世界中の人が、同じ基準で語学力を比較・評価できるようにするために作られたものだそうです。スペインで使っているDELEの基準とほぼ同じで、私のレベルB1は「旅行や仕事など、ある程度の場面で対応できる」レベル。

私は、B2のレベル「複雑な文章も理解し、議論にも参加できる」のは文法・読解のレベルだけで会話がさっぱり。このクラスで過去何回も勉強したが、ネックは聞く耳・話す口。

日本では「学校の講義は聞くだけ」に慣れている私には、日ごろから教室内でやり合っているこちらの人の議論力にはかなわない。


+++ 写真、ビデオはゆっくりUP予定 +++

終業式が始まるまでに今日も又「てんやわんや」があった。

式は12:00開始予定だったので、20分前に聞かされていた会場に行った。ところがドアが閉まっていて誰もいない。中にいた人が出てきてくれて「どうしたの? 今日はここで何もないよ!」と言う。「ええええ!?!?!」

すぐに言語教室棟に電話してくれたが、彼も状況がよくわからない様子。一緒に、歩いて3分ほどのところにある言語教室棟に向かった。途中、一人の女学生 Aliñe が来たので「あそこの会場にはだれも来ていなかったよ、この人に状況を調べてもらうために一緒に言語教室棟に向かっているところなので一緒に行こう」

言語教室等のコンシェルジュは「〇☓▽◇で会場が変更になったんです」「えええ? そんな事、二人とも聞いていないですよ!」「大丈夫です、バスで10分かからないですから」

そんなやり取りをして、すぐに二人はバス停に向かった。バスは大学が始発停留所になっていて、バスに乗るとたまたまだがすぐに発車した。

会式予定時刻に2分遅れて会場に着くと、もうすでに私たち以外はほぼすべて着席していた。あと二人、大幅に遅れた人たちがいたが。大半の人は引率の先生のルートで会場変更を知らされていたのかもしれない。


修業式開式のあいさつ。





アメリカの学生団体を引率する先生が一人一人名前を呼び、学生は前に行って修業証書を手渡されて、プロの写真家が写真を撮る。





今月6月の生徒は全部で80人くらい。ほとんどがアメリカからで、私が覚えている限り、フランス人、スコットランド人、アルジェリア人、ドイツ人、そして日本人各一人。年代はアメリカ人はほぼ21歳くらい、30歳代も数人いるかな? もちろん私に勝つ?人はいない。

アメリカの学生団体(各地5大学くらいかな?)が終わったころに突然私の名が呼ばれた。大学生がスペイン語の単位をもらうための修業証書かなと思っていたのでビックリ。すぐに立って前に行き証書を受け取り、皆のように写真を撮ってくれた。


来月の7月はイタリアからの学生が多いそう。2月は大阪にある関西外大の学生がたくさん来ますよ、と言っていた。

修業証書授与が40分ほどで終了し、会場の外にしつらえた立食パーティー。美味しそうなつまみが一杯あって、ワイン、ジュース、水、などが用意されていた。



私は、何かがあった時にと、最後まで土産用に確保していた「大阪名物・岩おこし・粟おこし」一袋提供。役に立った。



*** 写真 ビデオ 詳細は あとでUP ***

2025年6月26日木曜日

成績発表と答え合わせの日 私のテスト成績は?

6月26日(木)

昨夜8時過ぎに、MartaマルタからWhatsAppでメッセージが届いた。

「『文化』コースの発表会で何か日本の事を話した?」

―「いえ、何も。何もしなくて済むんだったら、するつもりはない。」

「何もしなかったら、『文化』コースの発表会の成績が付かないですよ」

―「成績はどちらでも良いんだけど、せっかくなんだから何かやってみようかな?」

「少しで良いから何か用意しときなさいね、『文化』コースの先生に言っておくからネ」

と言うようなやり取りをした。9時過ぎに食事をして、そのあと発表内容の作成に入った。ここで、6月24日の事を書いたブログが役立った。「もしも・・・・・」と考えていた12項目のテーマからいくつかを選べば、そんなに難しくはない。

選んだテーマは2つ。 ①日本は世界一古くからある国、天皇制。 ②日本に来たら泊まるのは旅館、世界遺産の和食。

OfficePowerPointは使ったことが無いのでWordで文章を作成、ネットのあちこちから図や写真を借りて張り付けて、夜中の1時まで3時間少々かかって完成。

今日1時限目の「言語」科は、テストの答え合わせの時間。問題の聞き取りテストはなんと7問中6問正解。しかし、聞き取り問題は鉛筆を転がしてどれにしようかな?という感じで回答した3択問題なので実力とは言えない。これは15点の配点で12点がついていたがゼロにしておこう。文法問題や作文問題は85点配点で3点しか引かれていない。ゼロ + 82 = 82点、これは良い成績!自己判定は合格!!!

2時限目の「文化」科。うーん、こちらは良くない。4択問題36問中21問しか正解がない。作文はまあまあ。トータルで、60点満点のところ42点。これに今日の発表会の点が加点されるのかな?半分の20点くらい貰えたら合計62点。これはちょっと厳しいなあ。

そして発表会。そこそこうまくいった。天皇家の質問があったり、料理の「うまみ」の事を学生たちが知っていたり。かつ丼、新幹線、入れ墨、禁止薬物なんかの話もして全体で15分位はやったかな? みんなが盛り上げてくれたおかげ。




試験の解答した用紙を返してもらえるのかな?と思ったら、「いや、これは学校の財産だから渡せない。写真を撮るのはOK」という事だったので写真は撮った。

明日金曜日は4週間のコースの最終日で、教室とは違う場所で「Diploma修了式」と「Fiesta de Claseクラスパーティ」。どんな事をするのかな?

2025年6月25日水曜日

スペイン語B1コース 修了試験

5月25日(木)

09:15 ~ Lengua 言語 の修了試験: 

11:30 ~ Cultura 文化 の修了試験: 

いつもより少し人数が少ないので、試験を受けなくても良い人は来なかったのか?

私の出来は「まあ、そこそこ」。いつものごとく聞き取りは不出来、筆記はまあまあ。解答を書き込んだ人は自由に終了してよい。早い人は40分くらいで出た。私は「言語」試験は1時間足らず掛かり、全体の半分くらいの順で出た。「文化」試験は作文に手こずり最後から2人目、1時間ほどで出た。

明日は、答えをチェックし点数をつけたのを返してくれて、それを見ながら先生の解答の解説があるのだと思う。

 

今日は大した話題がないので、水やジュースが入ったプラスチックボトルの話をします。ここのは2つの特徴があります。

1,フタの高さが低い: 普通、フタが1回転するとねじ山1つ分がねじ込まれて下の方に進んでいく。ところがここのは半周くらいしか閉まらない。それだけで完全に締まる。2条ねじとか3条ねじ構造になっている。(2条ねじ/3条ねじが分からない人はネットで調べてください)。良いのは、フタの材料が少なくて済むこと。悪いのは、注意深くまっすぐに閉めないと斜めにねじ込まれ、中身がこぼれれやすいこと。

2.フタがボトル本体から完全に離れない: 良いのは、フタを落とすことが無いこと。悪いのは、口をつけて飲むときに少し飲みにくいのとフタが鼻に当たること。








ワンタッチキャップもこんなに薄い


¡ Feliz Cumpleaños ! 誕生日おめでとう!

6月24日(火)

今日の授業で勉強は最後になった。

実は、25日(水)も26日(木)も27日(金)もコースの日程にはあるのだが、多くの大学生はコースの最後にテストが待っていて、その結果で合格点をもらったりスペイン語のレベルを判定されたりし、自分の大学のスペイン語科目の単位をもらったりするようだ。

私はと言うと、試験を受ける必要はないのだが先生が「受けてみたら?」と言うので受けてみることにした。語学の特別コースとはいえ大学の試験を受けるのは、ほとんど55年ぶりの事だ。

最後の授業は午後の「文化」。学生は個人又はグループ単位で、自国の「文化」について自分たちで決めたテーマで発表しなければならないらしい。もちろんすべてスペイン語でする。

学生が自宅で MS Office の Power Point を使って文書・影像を作成し、登校してから教室内で先生のパソコンのメルアドにそれを送り、学校のパソコンからプロジェクターで白板に投射し、みんなに見てもらいながら発表する。

自分の大学では同じ様な事をやっているといい、Power Pointの使い方には慣れているようだった。

私にも声がかかったが、私の場合は「希望すれば発表できる」という事だった。私なら日本の事でも、このページの一番下に書いたようなことをまとめて発表してみようかと一瞬思った。でも結局はやめた。私のパソコンにも Power Point は入っているが使ったことがないので、ちょっと荷が重いかなと思った。

先週から学生の発表が始まっていたが、今日は最後の日。そして、ある一人の女子学生の誕生日だった。みんなの合唱が始まった。


今日までクラスの写真は撮っていなかったが、今を逃したらもうチャンスがないかと思い、スマホでビデオを撮った。




帰りがけに3人の学生に声をかけられた。一緒に食事しませんか?と。驚いたが嬉しかった。一所懸命食事できる場所を探してくれたが、適当なところが見つからず、結局私が2週間ほど宿泊していた学生寮の建物の1階にある、時々利用していた Cafetería Campus で食べることになった。アメリカ人 Noah ノア 、 アメリカ人 Lantz ランス 、 フランス人 Ruben ルベン の3人。一皿盛り定食。いろんな話をしたが、よくもこのお爺さんを食事に誘ってくれたものだ。彼らのやさしさに感謝感激!!!


何が話題だったかーーー

碁、驚いた。


将棋も数独も麻雀も出てきた。お好み焼き、寿司、にぎり、刺身、キムチ。新幹線の最高時速も聞かれたが、東京大阪間は285km/hで東北新幹線は320km/h とここで訂正しておきます。


*** 以下は私が発表テーマに、と考えた一部 ***

教室の様子をビデオに撮って、私のブログにアップしても良い?と聞いてOKをもらったが、ブログのアドレスを教えて頂戴と何人かに言われたので、読んでもらえるのが嬉しくて教えた。そういうこともあって、以下の内容をまとめた。

1.日本は紀元前660年から始まった天皇の男系家系が途切れることなく続く、世界一古い国である。紀元後417年以前は口伝えだけの記録だが、紀元後418年に即位した第21代目 雄略天皇(ゆうりゃくてんのう)から以降は記録が書物として残されている。現在の天皇は第126代目。 

2.西暦578年創業の世界一古い建設会社・金剛組(こんごうぐみ)、西暦705年から続く世界一古い宿・慶雲館(けいうんかん)がある。

3.日本で宿泊するときはホテルより旅館にしなさい。温泉に入り旅館のおいしい夕食を食べるのは至福のひと時です。 

4.和食は世界遺産に選ばれています。とりわけ大阪は「食い道楽」と言われる街です。

5.世界一安全な国です。危険な場所が全くない、とは言いませんが、銃による殺人はここ数年は年間1人、多いときで4人です。

6.西欧系言葉を話す人にとって世界で一番難しい言葉は、日本語と言われています。 

7.高級ホテルでも高級レストランでもその他どんな時でも、チップは渡さないでください。ごく特殊な例を除いて、日本にはチップの習慣はありません。

8.地震や台風が常に襲う、災害大国です。

9.東京と大阪を結ぶ東海道新幹線は往復で2分30秒に1本、最高時速285km/h。大きな災害時以外遅れることはほとんどありません。

10.民族的には農耕民族で、大きな戦争で無理やり他国を侵略しようとした一部の人以外は基本的には平和的で穏やかで正直で親切な人です。

11.大麻を含む麻薬にはとても厳しい国です。絶対に持ち込まないでください。

12.入れ墨Tatuaje については、一般的に良い印象は持っていません。公共の場所で飾りのように見せるのは歓迎されません。公共のプールや風呂や海水浴場へは入場ができないことがあります。入れ墨を服で隠したりテープを張って隠したりすることを要求される場合もあります。

2025年6月24日火曜日

最後の4週目に入った、Valladolid の発音

6月23日(月)

たまにはスペイン語について。

私がいるValladolidのこの街の名の発音の仕方について3人の先生に質問した。皆女性先生で、当然のことながら地方の発音ではなくて、一番正規の Castillano(スペイン語の基本となる)をしゃべる。Valladolid は Castilla y León と言う州の中にある州都。

1.スペイン語の Va は英語と違って下唇をかまない。普通の Ba と同じ発音の仕方。

2.lla は結構難しく、Castillanoの正規の発音はスペイン人でも非常に難しいようで、正確に発音できる人は少数だと先生が言ってました。教えてくれた先生の発音を何回もしてもらって聞いたが、私が聞けたところーー「ほんの少しジャに近いリャ」。ただ、一般のスペイン人では完全に「ジャ」と言う人が多い。「ヤ」は間違い、と言ってた。

3.do は普通の「ド」。dの口を作ってしっかりと「オ」の音につなげる。首都の Madrid マドリードもカタカナにすると同じ「ド」ですが、マド、、、、と「ド」の音を日本語の「ド」と同じように発音してはいけません。極端に言うとMadridの場合は「ド」の音は聞こえません。「ド」を言いかけて音が出る寸前に止めます。「ドゥ」と言う表記もありますが、この小さな「ゥ」もありません。ただ r  につながる d ですので 少し舌がはじいて息の音が入ります。

4.li これは舌先を上歯茎につける「リ」です。私の不得手とするところで、特に外国の人が li と言っても ri と言っても聞き分けることが出来ません。日本人が ラリルレロ と言うと大体が ra ri ru re ro と聞こえるらしいです。ですからラ行の音は、la li lu le lo だけ特に注意したらそこそこ行けるんじゃないでしょうか。

5.d 最後の d です。上の3の do のように「ド」と言ってはいけません。Madrid の真ん中の d のようにほとんど聞こえません。ただ Madrid の場合は次に r が来ますので、Valladolid の最後の d とはちょっと違うかもしれません。

6.バリャドリードとかマドリードとかの伸ばす「ー」はここでは聞いたことがありません。先生たちも首をかしげていましたね。

参考になりましたでしょうか?

もう一つ、ついでにアクセントの話ーーーーー

Azúcar  Catedral  の二つ。最初の Azúcar  大体初期に習う単語。15年も前の事ですが、ホームステイ先で アスカル とごく平坦な感じでアクセントなしで言ったんです。3回も4回も言ったんですが全く分かってもらえなかったです。私がやっと気が付いて アカ とスにアクセントをつけトーンも少し高くし、ルはほとんど発音なしにしてやっと通じた次第。

もう一つ Catedral  の話。昨日、鉄道駅を出て、カテドラル(大聖堂)に向かっている時に、一瞬道が分からなくなりました。ロータリーがあって、くるっと回っているうちに方向が分からなくなってしまいました。近くにいた人に ¿Dónde está la catedral? 「カテドラルはどこにありますか?」単純な質問です。それに対して答えてくれたのが「ああ、駅ならあっちですよ」の答え。今考えたら está  が estación   駅 に聞こえたのかもしれません。ただ私が catedral  のアクセントを間違えていたからかもしれません。カドラル と テ に間違ってアクセントをつけたせいかもしれません。教えてくれた人の カテドル を聞いていて ラ にアクセントがあるのを再認識。

****** これを書き上げてUPする今、外気温33℃ 室内音29℃ 暑い!!!!! ****** 

2025年6月22日日曜日

土日に小遠足 Palencia と León へ

 6月21日(土)Palencia パレンシア へ

*** 追記・写真追加は後で ***

よく間違えられるそうだが、Valencia バレンシア が有名な方、Palencia パレンシア は私がいま居るバリャドリードから北に40kmすこし行ったところにある。人口は8万人足らずで大都市のバレンシアの10分の1だ。知人がいて、夕食を食べましょうと誘われたので電車で行った。パレンシアに来るのは3回目。

夕食まで時間があるので街を散歩してみようと駅前からふらふらとカテドラル方面に向かっていると音楽が聞こえてきた。

商店街の一角で少人数編成のバンドが私でも知っている曲をやっていた。



すると、また別の方から音楽が聞こえる。ふらふらと(暑いんです、30℃を大きく超すくらいでまさにフラフラですが)そちらに行くとバンドはなく大きなスピーカーが鳴っている。広場を囲むように屋台が並んでいてワインの試飲会をやっている。

この地方は有数の良質ワイン生産地の中心だそうだ。どんなふうに試飲するのかを説明してもらった。

1.10ユーロ(1,700円)払う。

2.ワイングラスとグラスホルダーと試飲コイン5枚をもらう。

3.通常ワインはコイン1枚、最高級ワインはコイン2枚と引き換えに試飲。

4.つまみやちょっとした食べ物は別途買う。

* 15ユーロコースもありグラスとホルダーは2セットに、コインは7枚になる。

(こちらはアベック用。アベックを知らない人はペア用)

早速10ユーロ払った。










昼の開催時間があって、午後3時まで。1時間ほどしかない。昼の空きっ腹時にワインを急いで5杯も飲んだらシンドイ。これは作戦で最高級2杯、普通1杯と決めてブースを回ってみた。ところが、最高級品のブースがなかなか見つからない。

暑いしのどが渇いてきて飲みたいしで、まず赤1杯。次は白1杯。次はちょっと話してたらロゼを無料で1杯。何とか最高級ロゼ1杯。最後に赤1杯でコインを使い切った。5杯飲んでしまった。


日ごろワインを飲みなれていて質が分かるこちらの人の事、下手なワインが有るわけがない。その中でも最高級を1杯飲んだ私。「どう?感想は?」と聞かれても答えのしようがない。

結構しんどくなりネット予約の安ホテルへ。このホテルについては後の機会で。私の無知で起きた小事件があった。大したことではないのでご心配なく。

夕食の約束はなんと夜の10時半から。



「日本なら、そろそろお開きに」の時刻。友人女性とその友人と3人で夕食。手作りの Caldo de gallina 鶏のブイヨンとコカ・コーラ割の赤ワインをたっぷり。

2人とも病院勤務(主に夜間)の介護士。日勤や夜勤や当番や休みをいつとるか、などをまくしたててる。私が聞き取れるのはごくごくほんの僅か。それでも知らん顔して聞いてるが、話がたまに私の方に触れると話のスピードが急に落ちる。2時間以上たった夜中過ぎにホテルまで送ってくれた。「ワイン飲んだでしょ?運転大丈夫?」に、「私飲んでないから。明日朝7時から勤務だから飲んでない」そうだ。


6月22日(日)

午後一番の電車でパレンシアからレオンに移動。


ここには大聖堂があって是非見てきたら?と勧められ、パレンシアからも近かったので行った。





ここも暑い。街のあちこちにある気温表示は30,32,35℃を指している歩くのもシンドイ。倒れないようにゆっくりゆっくりと・・・・・1.3km。

入場できるのは午後3時。正門の真ん前にあるバル(レストラン)で食事。こんなところで食事すると高くつくが、最低限のものにして済まそうと座った。







午後3時開門。一般7ユーロ、65歳以上の年金生活者6ユーロ。QRコードが印刷されているチケットを渡された。スマホで読み取ったらいろんな国の言葉で解説が聞けると。スペイン、英語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語、あと2つ3つ。「日本語は?」と日本をアピールするために、そんなのはないことが分かってわざと聞いた。係員もほかの観光客も笑ってくれた。


一般人向けの解説もあったが Para Niños (子供向け)と言うのもあったのでスペイン語子供向けを選択して聞いた。さすがに難しい話はなかったが(なかったと思うが)、それでも宗教に関するものなどは日ごろその単語に接していないので難しい(じゃなくて、わからない)。

小さい窓にステンドグラスがびっしり。



中に入ってよかったのは、外ほど暑くないこと。ボヤーと聞いてボヤーと内部を散歩して、帰りの電車待ちに駅に帰った。何せ暑いので、ミュージアムや名所に行く気がしない。健康第一。

夜の9時半にバリャドリードのファミリー宅に無事帰宅。万歳!!!!!