2025年6月15日日曜日

学校主催のセゴビア遠足で迷子に

6月14日(土) 

2017年にサラマンカで4週間のスペイン語短期留学したことがある。その時の学校遠足でセゴビアに行ったことがある。8年も “昔” の事だし、その時も1日の遠足だったから記憶も定かでない。

首都マドリードと私がいるバリャドリード
そして遠足のサラマンカとセゴビア
マドリードからバリャドリードまでの距離は約160km

8年前の様子はこちら 

https://hirobonjapan.blogspot.com/2017/02/segovia.html

朝、学校へ行くぐらいの時刻に家を出た。土曜日なのですいている。

2両編成のバス

2台の観光バスでバリャドリードを出発、生徒41人と先生5人(くらい)。途中10分ほどの展望台からのセゴビア遠望を楽しむ。



すぐに有名な水道橋付近まで行きそこで全員下車。

バス車内から


水道橋の下は広いスペースがあり、子供の遊び場やイベントスペースがある。ローマ時代の紀元後1~2世紀に建設されたものらしく、壮大で迫力がありちょっと神々しい建造物の下での催し物は、私には違和感しか感じられなかった。

30℃近くの気温と騒がしさとで(主にこちらのスペイン語能力により)説明がよくわからず、とりあえず15分のトイレ休憩になった。

こちらは観光地でも屋外に公共のトイレはほとんどない。トイレが必要な時はバルに入って何か1杯を注文して、トイレを借りる。

休憩後はみんなでグネグネとした坂道を登って中央広場に向かう。

坂道の途中の見晴らしの良いところから山を見る。
山の形が Mujer Muerta 亡くなった婦人 にみえる
と言う。
そう見えなくもないーー顔・首・胸・脚・つま先



途中色々説明があるが、前にも書いたように歴史音痴と年代の数字がすぐ出てこず、「うん? シグロ・キンセ っていつだったっけ?1400年?1500年?」などと一瞬考えてるだけで話は10倍くらい先に行っていて、私だけが話についていけない。遠足に参加しているのは数人以外はすべてアメリカ人学生。みんなバンバンわかっている様子。


昼食の自由時間があって、解散。

8年前に来たときは昼食をちゃんとレストランに入って食べてる。前のブログを読み返しながら「我ながらスゴイ!」と感心する。

今回はと言うと、何かエネルギーがなくなったか、バルに入ってミルクコーヒーとタパスを頼んで15分ほどで終わり。どこかの歴史的なモニュメントなんかに入ることなく時間を持て余す。

午後3時からは水道橋に並んで超有名なアルカサールに入場。バス1台目の私たちのグループが先に入り、バス2台目のグループは1時間ずらして入場することになっている。



ビデオはあまり何も考えなくて取ったから、ひどいですが・・・



ここで、私にしては大事件が発生。広い城内をあちこち回っているうちにガイドの先生や仲間の生徒を見失ってしまった。先生やガイドや生徒たちの顔をすべて覚えているわけではない。似たような顔の若い男女が周りにいっぱいいる。よく覚えているのは第一グループの生徒21人(?)と先生・ガイド3人のうちの半分にも満たない。いつも同じ教室で勉強している人もいれば別の教室に居て今日初めて見る人もたくさんいる。

一番困るのはバスに乗れずバリャドリードに帰れなくなることだ。公共の乗り合いバスはいくらでもあり帰れるのだが、引率の先生が帰りのバスの点呼で「あれ?一人老人がいない!!」という事になると大騒ぎになる。

とりあえず、誰か外に出ていないかと見るために外に出た。誰もいない様子。困って入場口にいる係員に「はぐれてしまって・・・・」と言っても、入場券がないので再入場させてくれない。団体チケットで入っているので半券はない。チケット売り場で再度買って入ろうと思ったが50人くらい並んでいて時間が掛かりそう。

困り果てているとバス第2グループが入場しに来たのを発見。先生に「いやー、すみません。迷い老人になりまして・・・・中にまだ第一グループがいると思いますので、私一人が出てしまっていて皆が出てくるのをこの入場口付近で待ってます」と伝えてください、とお願い。

しばらくすると、よく知っている第一グループの先生が一人出てきてくれて、「みんなまだ中に居ますよ。私たちだけゆっくりあちこち見ながら二人で先にバス乗り場まで帰りましょう」と優しく言ってくれた。時間は1時間以上ある。ゆっくり歩き、バルでのどを潤し、たくさんの話をし、先生を独占できた至福のひと時を過ごし、帰途についた。

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