2013年6月18日火曜日

パリ名物、縦列路上駐車

16日間の「暮らすように旅するパリ」を完結、パリを想い出しながらのお話・・・

縦列路上駐車の見事さと車の汚さは有名。


前から順番に駐車していったんだろうか、と思うほど隙間なく停めている。時にはくっついているのもある。これじゃ出るときは、前後の車にぶつけるしかない。

 


 
 
 
 
 
 
 

ある日街中を散歩しているときに、見事な駐車の様子を目撃した。

車はベンツB180。グレードにもよるだろうが、幅1780mm、全長4275mmもある。結構大きい。駐車の作業の途中からしか見なかったが、いとも簡単に、2、3回の切り返しできれいに狭いスペースに入れてしまった。あまりにも見事だったので、思わず「グッジョブ、パーフェクト」と声をかけてしまった。運転していた男性、ニコッと答えてくれた。
 
「グッジョブ、パーフェクト」

僕は旅行の時はいつも小さなメジャーを持っている。駐車した車の前後を測ってみた。前の隙間が9cm、後ろの隙間が31cmしかなかった。バンパーをこすりもせず、入れてしまった。神業だ。

パリのあちこちで、無料でもらえる日本語新聞がある。「Ovni」(オヴニー)と言う。と言っても、どこでもらえるかはよく知らない。僕はマイバス社パリ支店で入手した。月2回発行しているという。

それの5月発行分の中に、こんな面白い記事が載っていた。題して「私の車は傷だらけ、みんな容赦なくぶつけてくるわ」。インタビュー(?)記事で、要約で紹介すると・・・・・

あなたにとって車はどんな存在?
F氏: BMW所有。37歳。車大好き。メトロは死ぬほど大嫌い。
N氏: ルノー所有。79歳。車はコミュニケーションツール。新しい出会いと楽しい出来事のツール。
D氏: ボルボ所有。63歳。旅行、仕事、買い物の道具。

路上駐車でバンパーを押すドライバーをどう思う?
F氏: 絶対許せない。スペースがなくて仕方ない時もある。僕は傷つけないよう押している。
N氏: 迷惑。やめてほしい。
D氏: 教養のない低次元の人間がする行為。

車に傷がついた場合、どこまでが許容範囲ですか?
F氏: 少しの傷でもいや。すぐに修理に出す。
N氏: 年金生活者なので傷くらいでは修理しない。傷だらけなので、みんな容赦なくぶつけてくる。
D氏: 傷だらけだとバンパーを押してもよいと思われてしまうので、予防策として修理する。

洗車の頻度は?
F氏: 1ヶ月に1回。
N氏: 1年に3回。
D氏: 冬は毎日雨が降るので洗わない。そのほかは1ヶ月に1回。

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