2013年9月29日日曜日

セビージャ近郊の日本村、コリア・デル・リオ Coria del Rio


9月28日(土) セビージャ 15日目 スペイン語学校は休みで終日フリー

ゆっくり起き。朝から雨が降っている。トリアナおばさんには、朝食はいつもより少し遅くしてね、と言っておいた。いつもは8時だが、今日は9時になった。

今日は、CLIC仲間から聞いていた「日本村」に行くことにしていた。

人口25,000人、その内 ○○ △△ ハポン(ハポンJapónと言うのはスペイン語で「日本」と言う意味)という姓を持つ人が800人程いるという。

スペイン人の正式な名前は、○○が名、△△が父方の姓、3番目のハポンの部分が母方の姓だ。ふつうは ○○ △△ だけを使うが、公式文書などでは ○○ △△ ×× とキチンと3つ書かないといけない。

バスは、僕の下宿先からすぐ近くから乗れる。M140またはM143。バスの便は月―金は1時間に3便、土曜日は2便、日曜日は1便と言う感じだった。

停留所で待つこと10分、来た来た、手を上げて「乗るよ」と運転手に伝える。前から乗って運転手に行先を伝える。「コリア・デル・リオ Coria del Rio」。1.65ユーロ(220円)。聞いていた通りだ。

停留所にはバスの時刻表やルートとバス停名が書いてあったが、各バス停にはバス停の名前が書いてない。どこから乗ったやら、どこに着いたのやらわからない。バスの中にも、市内循環バスのようなバス停を画面で表示するような器具はない。

セビージャから南南西に約15㎞だから、30分くらいかなと思っていたら。ピッタリ30分で着いた。どこで降りたらよいのかわからなかったので、運転手と他の乗客に「Coria del Rio、Coria del Rio」と連呼しておいたらきちんと教えてくれた。乗ってからバス停の数を数えていたが、20個目くらいだった。

コリア・デル・リオは1600年代初めに仙台藩の支倉常長の一行が初めてスペインに上陸したことで知られていて一行のうち帰国せずに現地に残った一部の子孫が ○○ △△ ハポン と名乗っているという。 ○○ ハポン △△ というのもいるのかな?  

降りたところが、町の一番のにぎやかな所に近い所だったようで、幸運にもすぐに地図の看板が見つかった。ところが、今どこにいるのかが発見できない。



付近に橋が無いようで、はしけがあった。
はしけ付近の様子。
路上で店で白エビをゆでたのを売っていた。現地の男も次々と買っているので買ってみた。結構たくさんあるので「そんなにいらないよ、半分でいい」と言って無理やり半分にしてもらった。普通は1/4kg(250g)単位で2.50ユーロ(340円)。「この海老、なんて言う名なの?」「カマロンCamarón」などと会話をちょっとしたお兄さんが、僕が日本から来たことを知って、財布から自分の身分証明書を出してきた。

エビを買った露店とハポン兄さん(青チェック)
ほら、僕の名は ○○ △△ ハポン だよと見せててくれた。

小さい町なので、ぶらぶらしてたら何かあるだろうと取敢えずそのあたりを歩いてみた。突然、日本語で書いたパネルが眼に入った。聞くと、市役所(村役場?)と言う。

 


ぶらぶらと相当歩いて疲れた。支倉常長の像が立ってるのはどこ?と何人かに聞いた。みんな知っていた。結局、最初に地図を見たすぐ近くにあることが分かった。
おなかがすいたのでバールに入ってふと見たら、地図の右上
に赤茶色の案内板で、Hasekura Tsunenaga と書いてあった。

魚の卵サラダ2ユーロ(270円) ビール1ユーロ(135円)
パンと硬いクラッカーのようなのは無料でついてくる。

ヒメジ Salmonete と言う魚のフライ 3ユーロ(410円)
 
別に、何がある、と言うわけでもなかったんだけど、ちょっとした一人遠足をゆっくりのんびりと楽しんだのだった。

以下は街の様子の写真




この写真をクリックして、支倉常長の勉強をしてください。

支倉常長 記念像

支倉常長像はこのグアダルキビール川に面した公園にある。

日本・スペイン友好400年記念年を知らせている。

オレンジは少し色づき始めている



バスの中から写したらこんなに青みかかってしまった。
南国の様相の樹




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