2013年9月18日水曜日

困難を極める朝食時の会話

9月18日(水) 08:00 セビージャ 5日目  

ホストと言うのかホステス(これじゃバー・スナックのイメージだな)と言うのかおばさんと言うのか? ここはトリアナと言う名前の地区なんでトリアナさんという事にしておく。

朝食のメニューは相変わらず、トーストとミルクコーヒーとジャムとマーマレードだけ。トーストはやわらかい中身はなく全体がパリパリ。コーヒーは一応インスタントではなくコーヒーマシンで淹れてる。卵かフルーツは欲しいところだ。これで昼3時の昼食までは持たない。だからこちらのみんなは11時ごろに何かを摂る。授業もそれを計算に入れて、そのあたりに25分の休憩を入れた時間割だ。

トリアナさんは僕の横で今日の昼食の用意をしている。僕の場合、ほとんど会話は成立しないので、ほぼ無言。パリパリ、とトーストをかじる音だけ。

思い切って、「僕、家ではコーヒーに砂糖を入れないんですよ」と言ってみた。砂糖 = azúcar でアスカールという。アスカールを平坦な感じで発音した。それが通じない。5回以上言ったんだがぼくのアスカールを理解してくれない。コーヒーカップとスプーンを持って砂糖を入れるしぐさをしながら、「ほら、アスカールだよ」と言っても。

やっと何のことかわかってくれてトリアナさんは言った。アカー。「ス」に力を入れて少しハイトーンで言った。スペルを見るとちゃんと「u」の上にアクセント記号が付いている。僕もそれくらいはわかっている。「ス」は日本発音の「ス」でOKだ。ところがアクセントをちょっとずぼらしただけで通じないなんて。

やっと解決して次の話題に入って、またまた「ドツボ」に・・・

――昨日寝る前にバールに行ってね、その時に「この店、何時に閉めるの?」と聞いたら「a la buena」と言ったんですよ。A la buenaはどういう意味?――

と言う話の展開の予定だったんだけど、「言った decir」の単語の過去形が出てこない。スペイン語の初歩の初歩の単語だ。A la buenaどころではない。

こんなところで詰っていては朝9:15からの授業に間に合わなくなってしまう。ウヤムヤで話を途切らせた。ファミリー宅から学校までは歩いて20分かかる。
                                         朝8:50記

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