今日は2日前のてっきり午後の課外学習同じで、昼からの授業を休んで Arroz al horno (バレンシア発祥のオーブンで作る炊き込みご飯)の試食会。
参加学生は11人。午後1時から始まったので、てっきりみんなで作るのかと思いきや、プロが作ったのを作製容器ごと配達してもらっていた。
黒いのは豚の血のソーセージ。食べることができない人もいるので「これ、大丈夫?」と言いながら取り分けてくれる。赤ワイン付き。ワインは紙コップの底が透けて見えるほど少量。
これを食べるのはホームステイ先で10日に戴いてから以来の2回目。
解説として付け加えることが数点。
1.有名なパエジャには絶対入れないニンニクの塊がこの料理には入っている。
2.黄色い色は伝統的にはサフランだが価格が高く、今は家庭では有機着色料使用。
3.パエジャもこのArroz al hornoも昼の食事でしか食べない。先生が、いつかどこかの国で夕食に出されて、びっくり仰天ひっくり返った、と。
4.ふつうは日曜日に、家族や友人が集まってにぎにぎしく食べ、おとなはもちろんワインやビールも楽しむのが伝統。
参加料ひとり3€ 480円でした。
家の夕食はサヤエンドウと卵のサラダと、何やら黒いブロックにトマトソースをかけたもの。すぐに想像ができた。
血だ。何の血か?聞くと鶏のだそうだ。有名なのではモルシージャという豚の血がベースのソーセージがある。「血」と聞いただけでちょっと引く。目をつぶって食べてみると絶対に食べられない味ではないのだが、先入観が味覚に影響する。
とても「ほんと、美味しいねえ!」と答えるには勇気がいる。実際、現地スペイン人でも嫌いで食べない人もいるし、ましてスペインに来ている外国人観光客には「とてもとても。遠慮します」という人もたくさんいる。
セニョールがちょっと気を遣ってくれて「鶏の血、大丈夫?好きかい?」と聞いてくれた。
僕の答えは「Regular」、英語のレギュラーから想像すると「まあまあ普通」となるが、スペイン語ではニュアンスが違ってくる。「まあ、もうひとつだな」(突っ込んで言うとあまり好きではないなあ)と言う事になる。
「体調はどう?」と聞かれたときに「Regular」と答えたら「もう一つすぐれないなあ」という意味になる。「いつもとおなじで、まあまあ」という意味にはならないのでご注意!
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