2023年9月28日木曜日

今日は学校でワイン試飲会

9月28日 木曜日

朝はいつもセニョールと二人の朝食。向かい合って黙々と食べるが、何も言わないのはちょっと不自然なのなので声をかけた。「トーストの上にたっぷりとジャムをつけてるの、それスペイン人の普通?」。大匙2杯分ぐらいを載せてる。答えは「人によるよなぁ。僕の母はたっぷりだなぁ」。人によるのは当然だな。

そうこうしていると、バルコニーでタバコを吸っていたセニョーラが来て、いきなり「ヒロシ、la よ。昨夜もう一度よくよくいろいろ文法を調べて la の結論に達した」と言う。スペイン語文法の問題がよほど気にかかっていたんだろう。(この件、昨日9月26日のブログを参照ください)

今日の食後のフルーツはスモモ。大きい種があって食べにくい。セニョールは最初に4分割して種から実を剝がすというがなかなかの作業。


午前の授業のことは一番最後に書く(かな?)
ここでは午後の授業のことを書く。
CATA DE VINO ワイン試飲会のことをこう言う。1時からの授業を放棄して試飲会に参加。場所は学校の2回のテラス。参加は15人くらい。参加費3€(480円)。

ワインの説明から始まった。皆さんクラスは?A1?A2?と聞いてほとんど全員がそうだった。たぶん僕だけがB2。迂闊にしゃべったら「B2の会話レベルはこんなものか」と思われるので変なプレッシャーがかかる。A1A2向けの説明はこんな程度。


用意されたワインは3本。僕は少なくとも赤3本白2本発泡1本と思っていたのが拍子抜け。赤の新酒、クリアンサ(1年熟成?)、レセルバ(3年熟成?)の3本。




飲んだのはこんな程度だから、ホントに「試飲」。滞りなく一時間足らずで終了。

午後2時に家に帰ったら女性の来客があり、挨拶。セニョーラの友人。スペインでは各地方で「我が街は聖○○が守護神」と決めている。9月はサン・ミゲルの月でそれがここデニアの守護神なので「お祝いしよう」と。

友人を迎えたのを機会にご馳走を作ってくれた。

前にも書いたように、ここのセニョールは元・ミシュラン3つ星レストランのカマレーロ(給仕)。料理に手抜きはない。前々日くらいから「黒ご飯パエージャ」をご馳走してくれると言っていた。

まず、こだわりは「火」。IHヒーターでは絶対ダメ。そのため、地下の駐車場に保管しているブタンガスボンベ(プロパンではないらしい)と、ガスコンロ、パエージャ専用大鍋を持って上がって調理。


僕が帰ってきたときにはほとんど出来上がっていた。


「10分間布のフタをして待つ」、それで完了。「その間そこのカウンターで、Aperitivo 食前酒、前菜 としよう!」


お酒はセビリアでよく飲まれているという Rebujito レブヒート。いろんな作り方があるが、今日のは Vino Manzanilla (これが何だかはまだ調べていない)と 日本にもあるスプライトとをほぼ半分半分にミックスして氷を入れて冷やす。香り付けにミント(?)。これで完成。コップに一杯入れてくれた。味は甘めのファンタみたいなもの。おいしい。ポテトチップスやビスケットなどをつまみながら10分を待つ。

「さあ、みんなテーブルに座ろう」で、昼食開始。




彼が取り分けてくれた。大きいエビが乗った黒飯。黒い色のコメがあるかと思ってよく聞いたらイカ墨 Tinta de calamar。小さなエビとイカがご飯に混ぜてある。ところどころカリカリ感があるのは適度に出来たご飯のお焦げ。おいし~~い!

おまけは前にも出てきた、ちょっと酸味の野菜串刺し。


こんなごちそうには欠かせないのがもちろんワイン。セニョールご推薦、コスパ傑出との赤ワイン。


ワインの温度が一寸高すぎるというので 最近ではレストランでも使っているという白ワインボトルを低温度に保持するための優れものを赤ワインの冷却用に使用。


最後の仕上げはチュピート Chupito 。ワインやリキュールでほんの一口飲む。ベージュ色のがそれ。下の写真の左がそのリキュール。甘い、リキュールは甘いもの。右は蜂蜜。

コーヒーもいただいたが、コーヒーとミックスして飲むのもおいしいよと教えてくれたので半量ぐらいをそのようにしたが、美味しい! セニョーラの友達はコーヒーに蜂蜜を入れたら最高!とご機嫌。

ワイワイガヤガヤの2時間の食事が終了した。あ・・・・っ疲れた。少なくとも3分の1は僕が関係する話題だから、僕が食事に集中することはできない。ほんと、みんな僕のことを思って話題を振り向けてくれるので有難い。

夜8時30分、セニョーラがあと30分もすれば夕飯の時間だけど、ヒロシ食べる?と聞きに来た。いやいや、結構食べたのでまだ胃の消化が済んでいないので、前に残した野菜サラダだけで他はいらない、と断った。ご夫婦は昼の食べ過ぎで夜はもう何も食べないと言っていた。

食卓に行ったら新たなサラダをセニョールが作ってくれていた。手間をかけて申し訳ない。僕用に残っていたサラダはどうしたのか、まだ冷蔵庫に入っているのか?


今日のブログの最後に、午前中の授業のことを一言。

午前中の授業は女性先生だが、3日前だったか、「卑語」の勉強があった。日本では通常の会話ではほとんど卑語に値するようなことは言いませんよ、と言った。数分考えても思いつかない。せいぜい「くそー-!」(こっちでも大便はMierdaと言ってよく使う)くらい。でもチンピラやヤクザが使うのは本物の脅しとか喧嘩で、そんなのは僕は知らない。

こっちでは日常会話でいっぱい使う。知らない人とか初めての人には使わないが、家族、友人間などでは男女を問わずに普通にいうらしい。英語では4字でFuc-と言うらしいが、スペイン語ではその種の言葉が無茶苦茶多い。きちんとしたスペイン語レッスンでは普通先生は使わないし教えない。

でも女性先生はあえて言った。B2を勉強する人はそろそろ覚えなきゃね、とリストをくれた。男性器名、女性器名、大便、お尻、売春婦、などいっぱい。もう一度書いておく。絶対に初対面の人や社会的に敬意をもって接しなければならない人には使わないこと。下はその一覧表4枚。

僕は覚えるつもりはない。使う機会はないだろうから。聞く機会はあるかも。





セニョーラに聞くと、笑いながら、ほとんど使わないのもあるけど、私も普通に使うわね。街を歩いていて人の会話を聞いたらたくさん言ってるのが聞こえるわよ、と。

そして今日は卑語から離れて、動物を使った各種言い回し。鳥、ハエ、魚、猫、犬、鶏、ヤマネコ、コウノトリ、蚤、ETC. ありすぎて書ききれない。---oyasuminasai

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