B2の初日

９月２５日　月曜日

家のセニョールが朝食の話し相手に付き合ってくれた。

朝食にはミルクコーヒーを用意してくれる。コーヒーはカップに半分まで入れて、別に温めた牛乳。「ミルクコーヒー Café con leche」と初日に言ったが、ずっとこれを続けてくれている。コーヒーと牛乳は半分半分。電気式のコーヒー淹れ器 Cafeteraを使ってる。コーヒーは、ネッスルブランドで 500g  5.50€ (880円)を日常使用。

9時30分登校。B2に昇級しての初日。新入生が入ってきた。先生が「久しぶり！」と言ったので以前にも来たことがあるらしい。例によって名前は判然としないが、スイス人。このクラスで初めてのロシア人以外の生徒だ。21年間スチュワーデスAzafataをやっていて、7週間の休暇でそのうちのいくらか（？）をここでスペイン語を勉強するという。(*日本ではスチュワーデスはなぜか言わなくなって、CA＝キャビンアテンダント になっているが、彼女は自分でAzafata と言った)　

ドイツ語、フランス語、イタリア語、英語を自由にしゃべり次はスペイン語。この教室では飛びぬけて会話ができる。東京にもよく来るとか。「じゃ、次は日本語だね」と言ったら、「日本語と中国語は例外的に難しいのでＮｏ」と返してきた。

こんな人と一緒に習うなんて先が思いやられる。勉強の内容は

動詞の過去未来形　＋　que　＋　動詞の接続法過去形

こんなの、僕は過去に何度もやっているが、いざ会話で使うとなると、頭をフル回転しても一言いうのに30秒かかる。そもそも頭で考えていては会話にならない。英語なら「ＯＫ」とか「サンキュー」という感じで出て来ないと・・・先生は「一歩、一歩。ネ」と慰めてくれる。

14時30分ですべての勉強が終わり、帰宅。昼食。今日のはスペインシチューEstofado。豚肉を使っているが肉は何でも可。

このくらいの時間になって寝違いの痛みがほとんどなくなってきた。

夜食は9時。

メインは豚。サラダは2つ。右のはアスパラガスの細切りとエビにオリーブオイル、左のはアボカドとトマトとほうれん草のサラダ。

デザートはいろいろ。果物が用意されてるが、今日は特別なものがある、と言って冷蔵庫からケーキを出してきた。「これは私の両親からのプレゼント」と言った。実は昨日、近くに住むセニョーラの両親の「まとめて誕生会」（ご両親の誕生日がどちらも9月）があるというので小さな花束を差し上げた。そのお礼ということらしい。

こちらでは甘い菓子を一般的にDulcesという。このスペイン語の元は「甘い」という意味で、とにかく甘い。おいしく頂きました。でも、甘すぎる！

冷蔵庫のビールを持って自分の部屋に帰った。スーパーで何気なく買ったビール、黒色が引き立つ。小さな字で4か国語で説明が書いてある。プシュといういい音で缶を開けたが「黒ビール」だった。軽いさわやかなビールを飲みたい気分だったので「黒」は残念だった。缶に印刷してある小さな字を明るい光の下に持っていって読むと「ドイツ製、アルコール7.5％」と書いてある。ビールに「7.5％」はきつい。一口飲んで捨ててしまった。