2012年2月19日日曜日

リゾート地ボラカイ


2月18日(土)フィリピン留学27日目 基本情報 1Pペソ=1.8円

<全レッスン終了>
授業は昨日金曜日で全て終わってしまった。最終授業が先生の体調不良でなくなってしまって、たった1レッスンの事だが「知りきれトンボ」の感がぬぐえない。終了試験もないので、ずるずると終わった感じだ。

学校の最高責任者のショーンとは昨夜1時過ぎまで話しこみ色々感想を述べたが、そのことについてはまた別途書いてみたいと思う。

<ボラカイに向けて出発>
ボラカイ行の飛行機は今日10:40マニラ発で11:40カティクラン着の予定であった。ところが、昨日夕方5時半頃に航空会社からメールが入って、予定の飛行機がキャンセルになって、代わりに13:10マニラ発で14:10カリボ着になりました、という。

朝10:40の飛行機は、早朝に学校を出ないといけないのでちょっとつらいかなと思っていたので、予定時刻が遅れたのはいい。ところが到着地がカリボと言う遠いところになってしまった。ボラカイに行くのに、陸路2時間くらい余分にかかる。

朝9:10に学校を出発。一人旅ではない。ボラカイに行くのに一人では不安だと言う女性と一緒だ。彼女は週末を利用して2泊3日のボラカイツアー。

空港までは、交通渋滞を予想して2時間くらいかかるのを覚悟していたが、意外に早く到着。45分しかかからなかった。タクシーのメーターは325を表示している。運転手は平気な顔で「500Pペソ」と要求する。「ばかも~ん!」と350を渡したが、「なんとかもうちょっと色をつけてよ!」と言う運転手の態度に、「しょうがないなあ、2人乗ったし、思いスーツケースも乗せたんで、ハイ400Pペソ!」と言って400P(720円)渡した。運転手は「まあ、いいやろ」と言う感じで納得した様子だった。

<空港カウンター>
飛行機の出発時刻まで3時間以上あるがチェックインは可能だと言うことで、チェックインカウンターへ。僕は全ての荷物を持っているので重量は結構ある。スーツケース、ラップトップパソコン入りバッグ、小さなショルダーバッグ。預け荷物の制限は15kg、機内手荷物は7kgまでが無料。それを超えると1kgにつき150Pの追加料金が必要。本や電子辞書などは重いのでショルダーバッグに入れておいた。

カウンターの計量計はスーツケースが21.3kgを指している。係員は「重い荷物を取り出して制限重量以内にしますか?」と聞くが、手間をかけて取り出してもパソコン入りバッグもパンパンで、こっちのほうが重量オーバーしてしまっては同じことだ。「いい! それくらい払うよ!」と言ってオーバー分 6kg x 150P = 600P(1080円)をおとなしく払った。

実は、連れの女性の荷物は軽い。一緒に重量をカウントしてくれれば、僕の荷物の重量オーバーは大丈夫だ、との思いがあったのだったが、結果はだめ。どうして?と聞くと「同時にチケットを買って、同じクレジットカードで払ってなければ重量の合算計算は出来ない」との事。まあ、しぶしぶ納得。

つぎに、パソコン入りバッグの計量か、と思いきや、それは無し。拍子抜けでチェックイン終了。

<ボラカイの高級ホテルの責任者と知り合いに>
コーヒーを飲んで時間をつぶし、離陸予定時刻の少し前に搭乗。待てど暮らせど飛行機は離陸しない。機長から説明のアナウンスが有ったがボヤッとしていて聞き逃した。隣のフィリピン人男性に「どうなってるの?」と聞くと、ほとんどわからない。「何とかが何とかでコンシール」と言う。2、3度聞くがわからない。「コンシール」とはキャンセルのことで僕が聞き取れなかっただけらしい。

そもそも、この英語留学のきっかけは「空港のアナウンス」「機長・機内乗務員アナウンス」が聞けるようになる事、と言うことだったのだが、しょっぱなから落第だ。フィリピン人の英語もわからない。若干のショックを引きずりながら、離陸を待った。

引き続き横の男性と、「僕らはボラカイに行くんだけど」とか「英語の勉強に来てるんだ」なんていう話をしてるとどうも彼はボラカイにある高級リゾートホテルのえらいさんらしい。

予定より1時間20分遅れて3時30分離陸。

<カメラの全データが消失>
と、ここで、色んな行動の時刻を記録するための目的もあって、写真を撮っていて、到着時刻を見ようと撮りためた写真を見ていたら、なぜか全て消えているのに気付いた。メモリーからすべて消えている。思い出に残しておきたい写真もあったのに全てなくなった。残っているのはこのブログにアップした写真だけ。残念!

カメラをポケットに入れていて、何らかの拍子に、たまたま「全画像を消す」と言う操作をやってしまったのかもしれない。いくつかのボタンを順番に押さなくてはそうならないのに、「奇跡的に」やってしまったのかもしれない。これからは定期的にパソコンにコピーをすることにしよう。

<ホテル責任者が>
さて話をもどして、着陸間際、連れの女性が僕の隣の高級リゾートホテルのえらいさんに話し掛けた事から名刺交換になり、「一緒のほうに行くんだから連れて行ったげるよ!」と言う親切な誘いを受けた。後で調べると、彼の勤めるホテルはディスカバリー ショアーズ ホテル (Discovery Shores Hotel)と言い、5つ星ホテルだった。

予定通りの朝早い飛行機だと、カティクランと言うボラカイ島にすぐ近い町に着陸するはずだったのが、フライトキャンセルのため着陸地がカリボになった。そのため、カリボから陸路2時間かけてカティクランに移動しなければならない。

「陸路2時間」の予定など入ってなかった僕たちは、ありがたく好意を受けることになった。彼は部下と計6人でマニラに行っての帰りで、僕たち2人を乗せるワゴンのスペースはあるからどうぞ、と言う。ありがたく乗せてもらった。そして、程なく停車、食堂へ。

フライトが遅れて腹が減ってきたので、遅いこの時間だけど昼飯にしよう、とのこと。

街の小ぎれいな食堂だ。フィリピンの名物料理を3品とご飯、そして僕はビールも。実は僕たちも昼ごはんを食べ損ねていたので大満足。お金を払う段になって、彼は受け取らない。彼の部下の女性は「彼はボスだから大丈夫、会社の経費で払うから」と。恐縮してご馳走になった。

さて、陸路の2時間が終わってカティクランに着いた。次はボラカイ島に渡る船に乗る番だ。乗船場の様子が違う。一般人の行くところは、多分呼び込みやら物売りやらがうろうろしていてごった返してるはずなのにほとんど誰もいない。

しばらくすると2、30人も乗れると思われる立派な船が着いた。彼らのホテルの所有船だ。船体に確かに大きく彼らのホテル名が書いてある。ホテルの客の送迎専用船だ。船尾には接待用のカウンターがあり、女性がいて接待用の飲み物を作れるように出来ている。もちろん僕たちは「客」じゃないから接待は受けなかったけど。

ホテルのホームページからの写真
ものの10分ほどで対岸のボラカイ島に着いた。そこから4、5kmはあっただろうか、トライシクルと自動車でごったがえる狭い道路を20分ほどかけて着いたところが彼らのホテル。

<ホテル見学会>
立派だ。僕が「ボラカイは、3泊しかホテルの予約をしていないけど・・・」と言うと、残念ながらホテルは満室で、他のホテルを探してあげてもいいよと親切にも言ってくれる。まあ、空室があってもこんなホテルに泊まる余裕はとてもない。後でネットのホテル紹介サイトで調べると、一番安い部屋でも「ジュニアスイート、1人26,000円(定価74,000円)」。ホテル中をぐるっと案内してくれた。将来の「顧客」と言うことか。
以下も、ホテルのホームページからの写真




もっとも、一所懸命に説明してた相手は、僕ではなくて僕がエスコートしてた女性留学生のほうだったけど。「このおじさんはもう歳だから無理だろうけど、ちょっと若い日本人女性はリッチそうだし、将来お客さんになってくれる可能性はありそうだね」と言うことなのかもしれない。

上の写真も、写真映りがよいのじゃなくって、ほんとにきれい。僕など、宝くじにでも当たらなければ泊まれそうにない。

どこの国からの人が多いの?と聞くと、外国では韓国、日本、ロシアと言う。日本は東北震災の影響でがた減りになったけど、今はほとんど元に戻ってきている由。


<やっと自分のホテルに到着>
30分ほどかけてのホテル紹介が終わり、最後にホテルの女性が親切にも僕たちをそれぞれのホテルに送り届けてくれた。午後7時30分。学校を出てから10時間以上かかっててやっとたどり着いた。

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