2013年10月13日日曜日

白い町アルコスArcosを散策


10月12日(土・スペインの祝日) 学校はなし  (スペイン滞在30日目)

イスパニア・デー El día de la hispanidad というスペイン全土の祭日。先生はEl día del Pilar

と言っていた。Pilar と言うのは La patrona de la Guardia Civil である、という事らしい。僕には何の事か「わかりませ~ん!」。

先生や下宿のおばさんに聞いていたアルコスArcos de la Fronteraに行ってきた。今日は祭日の為便数が少なく、朝の往きの便は11:00、夕方の帰りの便は18:55の各1便だけ。朝に乗り遅れると行けないし、帰りに乗り遅れると帰ってこれない。片道7.10ユーロ(960円)。約1時間半。

満員で乗れないと困るなぁ、と思っていたら50人乗りのバスに乗客は15人ほど。隣後ろの席から日本語が聞こえてきたので、挨拶した。若い女性の2人組だ。


これも白い町だが別の町
 

カディスに来てから日本人と話をするのは初めて。カディスには日本人はおろか韓国人や中国人もほとんど見かけない。日本人らしき人を昨日のフラメンコ会場で見たのが東洋人を見た最初だった。

バスの女性は、一人はイギリスにいて、東京にいる友達と(どこで、と言ったか)落ち合って、二人でパリ経由でマラガに入り南スペインをバス旅行しているとか。

スペインの国営ホテルの「パラドール」に泊まったと言っていた。一回は2人で200ユーロ(27,000円)、もう一回は半額ほどだったという。僕も一度パラドールに泊まりたいと思っていたんだが、その機会を作っていない。Booking.comで予約したとか。

へレスに行く彼女たちと、出てから着くまで1時間ほどずっとしゃべっていた。僕が行くアルコスはそこからさらに2、30分ほどかかる。

ところで、彼女たち片方のイギリスにご主人の仕事の関係で住んでいると言っていたが、女優の誰かによく似ている。話してる間中ずーっと考えていたんだが、名前が思い出せない。誰でも知ってる超有名な人なんだが。「あなた、ホントは女優さんで、化粧を落としたらその顔なんでしょ?」なんてことは言えないので・・・・ かわいい人だ。(帰ってからネットで画像検索で探したがわからなかった。)
 
そんな超有名人が、バスで2人で南スペインを旅行するわけはないと思うんだけど。もう片方の女の人も、こちらは可愛いというより美人だ。似ている女優は知らないけれど。

ともかく、彼女たちとはへレスでお別れして、僕はアルコスまで。

アルコスは崖の上に作られた要塞の周りに出来た街のようだ。観光案内所が2カ所もあり、そのひとつ目で早速地図をもらった。「スペイン語?英語?ドイツ語?フランス語?」と聞かれて、思わず「英語」と言ってしまった。ここは当然「スペイン語」と言わねばならないところだ。


 

急な坂を上って一番高いところに行くと大きくて立派な教会と、小さな広場と展望所があり、広場に面してパラドールがあった。

右の白い建物がパラドール
立派な教会にも一応入ってみた。有料で2ユーロ(270円)
 

ゆっくりゆっくり歩いても、1時間もかければ見どころは端から端まで見る事が出来るほど小さな町だ。街全体が白壁で、遠くから見ると崖のてっぺんに広がる「白い町」と言う感じだ。町の中にある店の名前に雪Nieveと言うのが有るくらいで、「白」が売り物。観光客も多いらしい。英語の案内書の表にはWhite Townと書いてある。



単車をこんなところまで持ってくるのは大変。

狭いので自動車も左右がいっぱいいっぱい。
 

少々疲れたところでお昼時間時。パラドールのカフェテリアに入り昼食。カフェテリアの入り口にはさりげなくピカソの素描がかかっていた。ビール2杯とタパ3種類で13.10ユーロ(1,800円)。

ビール2杯で3.60ユーロ(490円)
パンとオリーブはここでは有料で1ユーロ(135円)

コルドバ風サルモレッホ 2.5ユーロ(340円)

ナスの天ぷらアルゼンチン風 3ユーロ(410円)

豚の頬肉のアーモンドソース掛け パエジャ添え 3ユーロ(410円) 

さすがパラドール! 眺めの良いところにある。
 

歩き疲れたせいもあるし、ビールでだるくなったせいもある。パラドールの中のサロンで1時間少々を半分テレビ、半分居眠りで過ごした。
 
それでも、30分以上も前にバスターミナルに行けた。帰りのバスに乗り遅れるわけにいかないので、余裕があるのはいいことだ。調べた帰りの便の時刻18:55丁度にバスは発車して「無事」カディスに帰還。

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