昨日タクシー運転手に聞いた通り、朝少し早くホテルを出て8:40にサグラダ・ファミリアに着いた。
ホテルからサグラダ・ファミリアまでは15分ほどで近い。あまり早く行っても9:00に開くので大きな意味はない。もう200人以上の列が出来ていた。入れたのが9:30なので50分待ったことになる。
入場口付近(中から見たところ) |
ここでも、65歳以上の優遇料金があり11ユーロ(1,500円)、音声ガイドヘッドホン料4ユーロ(540円)。音声ガイドヘッドホンを借りるときに「日本語を」と言うと意外な答え。「日本語はありません。ほら、そこに書いてあるでしょ?あるのはカタルーニャ語(バルセロナ地方語)、カスティージャ語(スペイン語)、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、ロシア語、中国語、ポルトガル語の9か国語だけです」と言う。
「えぇ~?!日本人の観光客は多いでしょ?どうしてないのよ!カサ・バトリョでもミロ美術館でも日本語があったよ」と言ったら、その答えがこうだ。「ここには日本人は皆んな団体で来るから、このヘッドホンを使わない。個人の利用者が少ないので日本語が入っていないの」。
ヘッドホン代を払ってしまっているので、仕方なく英語でもらった。ここで「スペイン語」と言えるだけの能力はない。もっとも、英語の説明を聞いてもチンプンカンプンだった。これだったらスペイン語でもらっても同じような結果だったな。
椅子に座って鑑賞していたら、横に日本人の若い女性2人が座った。なぜ日本人と分かったかと言うと、ファッションや顔立ちなどで大体わかるのだが、写真を撮るとき「ピース」なんて、Vサインをやっていたから。
パノラマ撮影で、下から天井まで。 |
入るのに時間かかった?と聞くと予約をしていたから全然並んでいない、と言う。ネットで予約をして行くと全く並ぶ必要がないそうだ。タワーに登るのも予約でOKとか。僕は入るときにタワーの入場券を買っていなかった。係員に聞くと、今からだと、券を買うのに1時間、それから順番待ちが2時間、と言われたのでやめた。
サグラダファミリアの印象――率直に言えば、外観のごちゃごちゃした感じに反して、内部の構造・装飾は非常に美しい。宗教画はなく、ステンドグラスも旧来のものとは違いモダン。ワンダーランド=不思議の国に入ったような印象さえ受ける。
お腹が減ったので、ホテルがある駅に戻って、駅のすぐそばにあるシウダッド・コンダールCiudad Condalと言うバールに行った。僕の持っているガイドブックに載っていた。1時ごろだったので、まだすいていた。うまくカウンターに座れて、ガイドブックを見せて「これを頂戴」。
ガイドブックに載っていた「ナバハス」。マテ貝料理。 8.70ユーロ(1,200円) |
これもガイドブックに載っていた「セタ・イ・ハモン」。キノコとハム
を特別の塩で炒めたもののようだ。本を見せてカタカナで発音
して注文したら通じたようだ。請求書には「本日の特別料理」と
なっていて7.30ユーロ(990円)。
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右横にはオランダ人シニア夫婦、左横にはスペイン人シニア夫婦。せっかくだからと左横のスペイン人夫婦とお話しを20分ほど。大いに盛り上がった。別れ際に夫婦から「良いスペイン語会話の経験ができたでしょ!」と言われた。やさしい夫婦だ。「今度は是非スペインの北の方に行きなさい、5月~9月が最高。食べ物のおいしさはスペインNo.1.人の良さもスペインNo.1」と北の方出身の夫婦が薦めた。
このバール、超人気で、2時ごろになると店内はいっぱい。席を待つ人が後ろでたくさん待っている。店内の席や外の席よりもカウンターに座っておいしそうな料理を眺めながら食べるのが良い。
お腹いっぱいになって、メトロで近くのピカソ美術館へ。
ここでも「65歳以上」が有効、6ユーロ(810円)。音声ガイドも、他と同じく有料で4ユーロ(540円)だが日本語OK。ちょっと展示の方法が難点で、音声ガイドの番号の場所が分かりにくい。休憩できるベンチも少なく、アルコールも入った後なのでかなりつらかった。
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