昨日、ホテルに「送迎バスで明日朝空港に行ってね」と言ったら「そのサービスは前に中止して、今はやっていない」という。ホテルの予約サイトAGODAの情報では、「空港送迎あり」となっていたのに。昨日のうちにAGODAに「虚偽表示だ」とメールを打っておいたが、どんな対策をするのか。どちらにしても僕の出発には間に合わない。僕のスペイン語力(または英語力)ではホテルの現場で交渉する力はない。
ホテルから電車の駅までは200mほどだし、3つ目の駅で近いからホテルとは何らの交渉もせず、朝早くホテルを出た。券売機では買い方が難しいかもしれないので窓口へ。「空港まで」と言ったら1.70ユーロ(230円)だった。
マラガからバルセロナまではVUERING航空。ネットで予約した73.93ユーロ(丁度1万円)。スーツケース1個込みの料金で、何の問題もなく手続き完了。搭乗券発行もなく、すべての手続きはCLIC校でプリントアウトしてもらっていたバーコード付きのコピーでOKだった。逆に言うと、これがなかったらノートパソコンを出して確認メールを呼び出して・・・・・と面倒だったところだ。携帯の画面のバーコードをバーコード読み機にかざしている人もいた。
外はまだ真っ暗。 |
横に座ったのが陽気なオーストラリア人。政府の役人で社会学(と言うのがあるのかな?)のプロフェッサーと言う。スペイン語はペラペラ。「英語、スペイン語のどちらでしゃべる?」と言うので、ここは意地でも英語とは言えない。「スペイン語を勉強をしに来たので、スペイン語にしよう」と、僕。
飛行中の1時間30分のうち1時間は彼と喋っていた。ブロークンだが何とか会話になっているのに、僕自身驚いた。時々、ぼくが
Tengo uno hijo y una hija. (息子と娘がいる)なんていうと 「un」
だ、とか
Hace muy calor. (とても暑いね)では 「mucho」 だ、と訂正してくれる。
今回は彼は6週間のバケーションと言う。恵まれている。日本人はよく働くね、と感心するように言うから、「働き過ぎだ」と言っておいた。旅行の話になって「君(僕の事)はどれくらい国を回ったか?」と言うので「45。結構多いだろう?」と言ったら「俺は58だ」と言う。6週間も休暇を取れて、しかも独身と言うし、政府の役人だ。旅行が好きならそれくらい行っても不思議はない。
飛行機が着いて別れる時の彼のセリフ―――「無料のスペイン語のいい個人レッスンだったろ?」
バルセロナ空港から市内へはバスで移動。バス停を1つ行き過ぎたり、降りたところから3回も道を聞いて遠回りしながらやっとホテルに着いた。
ホテルから300mほど行ったところに、建築家で有名なガウディの建てた建物があるというので行ってみた。ガウディが建てた建物のうちの多くが世界遺産に登録されていて、これもその一つらしい。カサ・バトリョ(カサ・バトゥジョとも発音)Casa Batlló 。
付近の道路上は人だかり。入場券売り場は20人ほど並んでいた。ふと料金表を見ると、
一般 20.35ユーロ(2,700円)
バス利用者の持っている割引券 18.25ユーロ(2,500円)
バルセロナカードを持っている人 17.30ユーロ(2,300円)
65歳以上の人、学生、カタルーニャ人 16.30ユーロ(2,200円)
と、書いてある。でも、年齢を証明するパスポートを持ってない。ま、取敢えず交渉してみようと、「パスポートを忘れてきました。66歳です。安い値段で入場券をください」と。すると、「OK」。4ユーロ安く済んだ。
建物に入って、2、30分でスッと出てきて「入場券、高いなぁ」と思うのかと思っていたら違った。耳に当てて聞くガイド機使用料込で、さらにうれしいことに日本語でしてくれる。懇切丁寧なガイドをすべて聞いてゆっくり回ったら、1時間半。じっくり楽しんだ。中に土産物屋さんもあって、そこもゆっくり見ていたら2時間は必要だ。
サイン帳があったので僕もサイン。 |
いよいよバルセロナで最後ですか?!
返信削除さびしいです!
今月中には日本に戻られるのですか?
それとも、寄り道ですか?
いつもたくさん読みいただいているようで、ありがとうございます。
返信削除バルセロナには4泊して、そのあとヘルシンキ経由で大阪に帰ります。
台風27号が近づいているようですが、大阪がだめなら名古屋か東京に
着陸できると思いますので、帰国自体は心配していません。
毎日のブログに書ききれなかったこともいくつかメモして残していますので、
帰国後も書いていきたいと思います。何か参考になる事もあるかと思い
ますので、出来ましたらまたお付き合いください。
マラガで再開しました「お兄さん」ですが、来年1月~2月にセビージャの
CLIC校に行かれるかもしれませんので、お会いになるかもしれませんね。