2013年10月14日月曜日

白い町ベヘールと白浜のバルバテ


10月13日(日) 学校は休み (スペイン滞在31日目)

今日は普通の日曜日。もちろん授業はないので、昨日に続いて一人で郊外まで遠出。

行き先はベヘール・デ・ラ・フロンテーラVejer de la Frontera。綺麗な所だからぜひ行きなさい、と先生からもカディスおばさんからも勧められていた。

予約をしていなかったので、バスが満員でありませんように、と祈りながら出発の15分ぐらい前にバスターミナルに着いた。出発時刻の9:00、55人乗りのバスはわずか15人ほどの乗客を乗せて出発。5.50ユーロ(740円)。

朝9時のバスターミナルの様子

運転手がこんな感じで料金を受け取る。
 

1時間少し、10時過ぎに目的地のベヘール(長々と全部言わなくてもベヘールだけでもOKのようだ)に着いた。昨日のアルコスと似たような町で、山の上に要塞を作り、その周りに町が出来たようだ。1ユーロ(135円)で買ったスペイン語の案内書には、カディスから南東に54km、人口12,804人と書いてある。

10世紀、11世紀ごろに建てられたアラブ風の城が残っていて、入場無料・案内付きで見学できた。

ベヘールの町の入り口



少し前のイスラムの人の生活の様子

 

大体を見て回るのには1時間もあれば十分で、家に帰るには14:20発のバスに乗っても良かったのだが、カディスおばさんが、「少し足を延ばしたら、すぐ近くにとても素晴らしい海岸があるのでお勧めです」と教えてくれていたので、行くことにした。

案内所のバス時刻表を何回もチェックし、揚句、案内所の係員にもう一度チェックした。「この時刻の予定で今日中にカディスに帰れますよね」と。なにしろ、乗り遅れたら、現地で1泊、という事になってしまう。夕方に1便しかないのだから。

ベヘールから15分(時刻表だと35分かかる事になってるが)、海水浴地のバルバテBarbateに着いた。バス代1.32ユーロ(180円)。


 

3時ごろに海岸にある観光案内所へ行った。地図をもらおうとしたら、2時から5時までは休憩でオヤスミ。案内所くらい、休みなしでやってほしいなぁ。

km位あるだろうか広い白砂の海岸が広がっていて、泳いでいる人もいる。夏のシーズンが終わっているので、人は多くない。足を水につけてみたが気持ち良い冷たさで、気温が25度ほどだが寒くないと思う。

帰りのバスはカディス行きで、19:00発。それまで4時間。暑い浜辺で4時間もいてられないので、バールに入りサングリア(赤ワインを果汁などで割って甘く飲みやすくしたもの)を注文、2ユーロ(270円)。これで1時間少々をつぶした。

浜辺にチューロス専門店があったので、良く聞く「チョコレートで食べるチューロス」を頼んだ。僕が注文した分くらいは揚げたのがあったんだが、惜しげもなくそれをポイとゴミ箱に捨て、新しいのを揚げてくれた。チョコレートは小さなカップに1杯。2.20ユーロ(300円)。2、3本食べてあとは家にお持ち帰りだ。こんなのを全部食べていられない。油で胃がもたれる。日本人なら、試食と言う程度なら、3、4人でひとつ注文するだけで十分だ。





 

19:00無事バスに乗車。

バルバテのバスターミナル

結構客が多く半分くらい乗ってる。途中の停留所で積み残しが出た。横に座ったスペイン人のお兄さんに聞いたら、「いや大丈夫、別のバスを手配していて、5分くらいで来るだろう」との事。

僕がこの状況で積み残されたら、パニック寸前になっているだろうなぁ。「僕は今からどうなるの?」「ここで一晩どうするの?」「ホテルは?」「カディスおばさんに連絡しなくちゃ」「電話のかけ方なんか知らないよ!」「かけても状況を伝えるほどスペイン語をしゃべれないよ」などなどを考えて・・・・

にもかくにも、今日も無事夜8:30頃にカディスに着いて、家にたどり着けた。お疲れ様! 帰りのバス代6.60ユーロ(890円)。土日祝日はバスの便数が極端に少なくなるので要注意だ。

2 件のコメント:

  1. バルバテはマグロ漁で有名な港で、昔は日本の漁船も来ていたのだそうです。日曜日だから市場は閉まっていたでしょうが、ここの生鮮市場にはとても新鮮なマグロが売っています。でも現地の人達によると、美味しいのは全部外国船が持って行くのだそうですが。mojama de atun マグロのカラスミはここの名産でセビージャのバルにあるのは大体ここのものです。お酒のおつまみにピッタリです。食べられましたか?

    返信削除
    返信
    1. そうでしたか、漁港があったんですか。
      カディスおばさんからは「海岸がきれいですよ」と教えてもらっただけなので、マグロの事などとんと頭にありませんでした。観光案内所でも、「どこか観るところは?」と聞いても伝統的な建物がある市街区を教えてくれただけで、生鮮市場の案内はなかったですね。
      残念!

      削除