2013年10月6日日曜日

エル・プエルト・デ・サンタ・マリアに遠足


10月5日(土) CLICカディス校は休校日 (スペイン滞在23日目)

今日は遠足の日、行く先はエル・プエルト・デ・サンタ・マリアEl Puert de Santa María。前日に申し込んでおいた。オプションで費用は35ユーロ(4,700円)。交通費、軽食費、入場料、ガイド料込。



集合場所と時刻を間違えることなく、みんなと会えた。一行はスイス人の女性2人組とアメリカ人の夫婦と僕とガイドの計6人。国鉄RENFEのカディス駅の自動販売機でガイド君が購入。3.3ユーロ(450円)。


自動改札機を通り電車に乗り込むと9:30の定刻に発車。いくつかの駅に停まり、エル・プエルト・デ・サンタ・マリアに到着。約30分、途中検札があった。

ボールペンで描いたような線は、検札済みの印し。
電車自体もきれいだが、途中の駅も降りた駅もきれいだ。落書きもないしゴミもない。電車にはガードマンが乗っていたが、各電車に乗っているという(つたないスペイン語なので間違ってたらゴメン!)。



ガイド君はあまりこの土地には詳しくなく、人に道を聞きながらやっと最初の目的地に着いた。


ワイン醸造所だ、昔の城が醸造所になっていて、ここで作っているワインはスペインではこのあたりの3カ所しかなく、特殊な製法のものだとか(といったかな?)。シェリー酒のようだ。



 



 
中を1時間半案内された後、やっと試飲。4種類の説明も丁寧に、でも僕には理解不能。超辛口、辛口、超甘口、超々甘口。バターピーナツとポテトチップス付き。僕には辛口がおいしかったけど、14年物で結構なものらしい。甘口のは主に食後用とか。

 
 
ここの高級品になると1本が50ユーロもする、と言って醸造所案内の女性が言って、僕以外のCLIC生も少し驚いていた。「えっ?」と僕は何度も聞き返した。「5、0、0」じゃなくって「5、0」? 50ユーロじゃ6,800円で、とても驚くような値段じゃない。僕は「最高級品で50ユーロか!安いなぁ」とも声に出しては言えず、黙ってしまった。

 
街の中のスーパーでは普通のワインは1本、安いのは2ユーロ(270円)以下、4ユーロ(540円)から8ユーロ(1,100円)位のが多いかな?

ちょっと話がそれるが、別の時にレストランなどで頼むワインの話があった。誰かがハーフボトルの話を持ち出した。でも、スペイン人の先生が「スペインではハーフボトルを頼むなんてことは絶対にない。第一ハーフボトルなんてない。有り得ない」と何度も強調していた。

試飲を終わり外に出てバールでコーヒーの休憩。眼の前の教会が騒がしくなってきた。結婚式があって、新郎新婦がキャデラックのオープンカーでハネムーンに出発するところで見送りで大騒ぎ。教会の入り口から出て来たところで2人は花びらのシャワー、シャンパンで乾杯。バールにいた観客も一斉に拍手と「新婚さん、おめでとう Vivan los novios !」の大歓声で祝福。


 
ちょっとミドル
 
 

小さな「町営美術館」をひと覗きしたあと、お腹がすいてきたので昼食を予定する。ガイド君、どこが良いかわからず、地元の人に何度も聞く。「それならあそこがいいよ。あそこをまがってちょっと行ったらすぐ。ほんの5分ほどだよ」、と言うのが何度も続く。5分どころか10分も15分もかかる。いい加減みんな少し機嫌が悪くなって来るが、我慢、我慢。みんな「おとな」だ。ついには、みんな「5分5分、5 minutos 5 minutos」と言って大笑い。

みんな「そこそこの」バールを期待してたのに、結局入ったところが何の変哲もない街角のバール。飲み物一杯とタパ一皿がツアー料金に入っている。タパを注文するときに驚いた事がある。

一つは、メニューはスペイン語しかなかった。それはいい、それは別として。ジャガイモPatataやトマトTomateは知ってるんだけど、あれだけガイドの難しい説明を理解したり質問をしたりしてるのに、魚Pescadoや肉Carneなんてのを知らない人がいる。

二つ目は、僕が「日本ならサンプルがあったり写真が大抵あるよ。飲み屋さんにはない事もあるけど」と言ったら、「写真は嘘ばっかりで、あれは大嫌い」と言う人がいた。スイス人女性。

みんなそれぞれ辞書と首っ引きでメニューを調べてやっと注文決定。ガイド君が注文してくれた。

来たのを見てまた驚いた。タパはどこでも小さな皿で出て来るんだけど、ここは油コーティングした紙。スペイン人のガイド君でさえ、「初めてだ!」と驚いていた。

 

ここで解散、1時間半の自由時間。先ほどのタパではとても腹が満たされない。ぶらぶらしてたら、おいしそうな、エビ専門バールを見つけた。海老の他にも注文出来るようだった。店に入るとショーケースの中にいろんなエビやらカニやら貝が並んでいて、量り売りしてる。1/4kgいくら、1kgいくら、と書いてある。
 
 
 
「ここで買って外のテーブルで食べるの?」と聞いたらどうもそのようだ。250gもいらないのでもっと少量で、と頼んだらOK。

Gamba Super(レシートにはGamba costaと書いてあったけど) 芝エビ 8尾
  125g 11.50ユーロ (1,600円)  これじゃ足りないので別のを追加で買った。
 
ちなみに、ビールはジョッキで2ユーロ(270円)
Langostinos Tigre ブラックタイガーと言ったかな、日本で。 4尾
  170g  9.18ユーロ (1,200円)

びっくりするくらい高かった。もちろん、ショーケースに単価が表示してあるんだから、高いのはわかってたけど。

もうエビは二度と注文することはないと思う(かな?)。あとでガイド君に聞いたら、エビは高いよ、と言ってた。入った店は有名店らしい。
 
帰りは船。30分。結構疲れた。



カディス港に帰ってきた。

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